256冊目 日本人は、なぜ老後の資産運用を間違うのか?―
| 日本人は、なぜ老後の資産運用を間違うのか?―銀行・証券会社へ行く前に読む本 著者:藤原 美喜子 | |
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著者は金融評論家であり、英国流資産運用の方法を紹介しています。英国では30代から職場にファイナンシャル・アドバイザー(FA)が来てリタイア後について相談するそうです。
紹介してある運用方法、
投資信託
債券投資
株式投資
外貨貯金
不動産投信(REIT)
個人年金保険
リバース・モゲージ
投資信託を買う人たちが増え続けております。増加状況は投資信託協会の統計でもはっきり見えます。2007年9月末の投資信託の純資産残高は120兆円で、2002年末の43兆円から5年足らずで焼く3倍に増加しました。
投資信託が売れている理由として、利子がつかない預金離れ、株価の上昇、銀行や郵便局の積極的な販売などをあげています。
著者は投資信託を買うときに注意することとして、損切り目標を基準価格が15%下がったら売却の目安として決めることを提案しています。
3〜5年保有するファンドとして、お薦めしたい投資信託
野村マイストーリー分配型(年6回)Bコース(‘07年9月28日現在)
世界の債券(ファンドの75%は高格付け債・高利回り債)や国内や世界の株式(25%程度)などに実質的に投資する投資信託証券(ファンド)を主要投資対象とし、利子などの収益と長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンを目指して運用。
純資産残高:2兆0989億円 基準価格:10084円
1年の騰落率:6.8%
野村アセットマネージメント(2008年2月8月現在)
純資産残高:1兆9115億円 基準価格:8968円
1年の騰落率:−17.13%
サブプライムローン問題の暴落によりほとんどの投資信託は基準価格が下がっていると思います。もちろん騰落率は商品によって違いますが、2008年2月現在で1年間の騰落率を見ると、著者が損切りの目安とする15%の下落に達する商品もけっこうあると思います。
金利リスクについて、
株式市場の動向は金利の上がり下がりに大きく影響されます。一般的には金利が上がると株価は下がり、金利が下がると株価は上昇します。その理由は、企業は金融機関から借り入れして資金を投資に回し事業活動をしているので、金利が上がると企業の借り入れコストが上がり、企業収益が悪化すると市場が判断するからです。
この金利リスクですが個人的な意見として、最近は逆に動いているのではないかと考えています。金利が上がると株価も上がり、金利が下がると株価も下がるということです。ですからアメリカのFRBが金利を下げる限りアメリカも含め日本の株価も下がる可能性が高いのではないかと思います。実際株価に影響を与える上場企業の多くは、資金を銀行からの借り入れよりも増資によって株式市場で調達する傾向が増えているので、企業の借り入れコストが上がるというのは変化してきているのではないでしょうか。
金利が上がれば世界で運用先を探しているお金が流れ株価が上がる要因になるのではないかと考えられると思います。ただ日本のように少しだけ金利を上げても意味はないとは思いますが。
資産運用の方法として、債券などで数年間運用しながら今回のように暴落すると、投資信託などを安い基準価格で購入し、後は長期で保有してみてもいいかもしれません。
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