320冊目 家計崩壊
| 家計崩壊──「見えないインフレ」時代を生きる知恵 (講談社+α新書) 著者:深野 康彦 | |
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経済はふたたび不況へと逆戻りの様相、資源価格の高騰により物価はインフレへとシフトしつつあります。いわゆるスタグフレーションという状態。
「格差社会」という言葉が一時期、ずいぶんと話題になりました。しかし、本当の意味での格差が広がるのは、おそらくこれからでしょう。これまでは収入面での格差ばかりがクローズアップされてきましたが、今後注目されるは、「知っているか、知らないか」の格差だと思います。これは情報や経験知の問題もあるでしょうし、社会のシステムをどこまで知っているか、という側面も含まれます。
知らなければ知らないで問題ないのですが、知っていれば得をしたと思うことはあります。これからは自分でなんとかしていかなければいけない時代です。テレビだけが情報源では頼りないような気が・・・。
ここで、、預貯金の利率と保険商品の予定利率の違いについて、簡単に説明しておきます。
まず預貯金の利率は、元本に対して年○○パーセントといった具合に表示されます。仮に元本が100万円で年1.0パーセントの利率なら、年1万円ずつ利息が入るという計算です。
ところが、保険商品の予定利率はこれとは少々異なります。たとえば、保険料として100万円を一時払いしたとしても、100万円に対して年○○パーセントの予定利率がつくわけではないのです。
たしかに予定利率とは、保険会社が保険契約者との間で約束する運用利回りのことですが、これは払い込んだ保険料に対する利率として保険契約者に還元されるのではなく、払い込む保険料を割り引くという形で、保険契約者に還元されるのです。
やっぱり分かりにくいの保険商品。人気が出てきた元本保証の変額個人年金保険についても解説してあります。
その仕組みは、おそらく次のようなものだと思います。
たとえば保険料が100万円、保険期間が20年だとしましょう。もっとも簡単な仕組みとしては、この100万円のうち一定金額で20年国債を買うのです。20年国債の利率が年2.0パーセントだとしたら、2.0パーセント×20年=40パーセント分については、仮にゼロ円になったとしても、元本が確保されることになります。40パーセントで運用した結果、100万円になる元本がいくらかを求めると、100万円÷1.4=約71万4300円になります。
ということは、100万円から71万4300円を差し引いた28万5700円をハイリスク・ハイリターン型の運用商品に回すのです。
これでは資産運用というより相続人一人あたりの生命保険料非課税額分、500万円を使うが目的の相続税対策になってしまう商品と考えられるそうです。資産運用をしてインフレリスクに準備するのが目的ならば投資信託を買ったほうがいいみたいです。
資産運用を考えるのに参考になる情報がいっぱい解説してあります。
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