413冊目 高校野球「裏」ビジネス
| 高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書 711) 著者:軍司 貞則 | |
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毎年夏になると熱狂する高校野球。その高校野球の裏でブローカーのように暗躍する大人たちがいるそうです。しかし、その一方であまり裕福でない家庭の子どもたちはブローカーのおかげで野球の強い有名高へと進学する事も可能になってくるようです。
ボーイズリーグと高校野球の関係、甲子園常連高の監督の話、学校経営者の話などさまざまな関係者にインタビューして高校野球の問題にせまっています。
今回の「特待生問題」でもさかんに出てきた「ブローカー」ということばは、ピンとこない方もいると思うが、どういう存在なのか、何をするのか聞いてみた。
「大きく分けて4つぐらいパターンがあると思います。高校のOBで、暇がある人がボーイズやリトルシニアをまわって選手を見つけ母校に入れる。次が、OBではないが、時間のある人に高校が頼む。今、東北地区で問題になっている高校は、部長、監督との関係ですね。大学の同期とか後輩で社会人野球までやった人が選手を獲りにまわってます。今は携帯があるので、その場でピッチングフォームを撮ったり、打撃フォームを撮ったものをすぐに送れます。受け取った方も、その場で優劣の判断がつきます。それができる人間を「野球どころ」に配置するわけですね。4つ目がそれ以外のやり方と言っていいと思います」
野球が好きで一生懸命甲子園やプロを目指して真剣に練習している少年はたくさんいます。また同じように野球が好きで才能がある野球少年を応援している大人たちもたくさんいます。問題はこういった純粋な人の後ろで利用しようとする人達です。
甲子園常連高の監督の話など興味深く、また県外へと野球進学している部員の数が多い府や県がかたよっているのには驚きました。ただこの府や県の出身者がプロ野球選手に多かったような気もします。
高校野球の現状が分かり面白かったです。
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