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453冊目 マネーはこう掴む 個人で使えるデリバティブ

マネーはこう掴む 個人で使えるデリバティブ

著者:藤巻 健史

マネーはこう掴む  個人で使えるデリバティブ

デリバティブ、この発音しにくい言葉が現在の膨れ上がった金融市場を支配しているようにも思えます。この本の主題は「デリバティブ(金融派生商品)をどう使いこなすか」だそうです。経済を理解するためには読む必要がありそうです。

代表的取引

1. 為替の先物
2. 外為証拠金取引
3. 債券先物取引
4. 日経225先物
5. 日経225オプション取引


先物取引と聞くだけで少し怪しい気もしますが、プロが利益をだすには現物取引だけでは限界があるそうです。レバレッジを効かし状況によっては空売りができるのが先物のメリット。

ヘッジファンドと聞くと、何かをヘッジしているようなイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。なぜヘッジファンドは儲かってきたかというと、今私が言ったようにデリバティブ、特に先物を使っていたおかげだと私は思います。価格が上がっても下がっても儲かる手法を使っていた。そして、経済のトレンドを正しく予想できた。ただ、それだけなのです。

ヘッジファンドなどが取引することで株式市場が大きくなり長期的にはいいことだと考えているようです。

いろいろな思惑の人がいることによって、マーケットの取引ボリュームが膨らみます。大多数が売りたいと思っても、他の人とは思惑が異なり、「買いたい」と思う人が出現してくるのです。そこで株価の下落幅も小さくなるのです。「日本の株式市場の厚みがない」ことが、2007年のサブプライムローン問題で日本の株価が特に大きく下がった理由の一つだと思います。マーケットの取引ボリュームが膨らめば、そのこと自体でマーケットが参加者を引き付けます。これが長期的に見た場合、相場を上昇させるのに最も重要なことなのです。

上海、香港、シンガーポールなどの市場はどんどん大きくなってきているのではないでしょうか。日本でも資産運用のお金が株式市場の低迷や金利の低くさからどんどん海外へとをシフトしている印象があります。外資が戻ってこないとこのままでは日本人自身が自国の株を買わない限り、株価は低迷したままの状態が予想されます。

難しく感じる先物取引、プロの人達がどのように取引を行っているのか分かり面白いです。

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