774冊目 家のない少女たち
| 家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生 著者:鈴木大介 | |
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家出をしたまま行き場のない都会をさまよう18人の少女たちに取材した内容が書いてあります。ほとんどの少女が生きるために縁交をしてお金を稼でいるようです。中には監禁されたり、薬をしたり、出産したり、親から虐待されたりと暗い話ばかりです。
なぜ、こんなに家出少女が増えてしまったのだろう。現象の背景を考察するに、まず現代がネット社会であり、本来孤独なはずの家出少女が、他者=少女に興味をもつ男や、他の家出少女と容易に接点をもてることがある。ネットカフェ等の、家出を持続させるための環境が整っていることもあるだろう。
だが最大の要因は、居続けるに耐えない家庭が増えたことだと思う。子供と親の関係修復が不可能になるほどの虐待、そして家庭(多くは母子家庭)の貧困である。(中略)
彼女たちは、生まれつきの被害者だ。性的に、経済的に搾取され、路上に彷徨う彼女らを救う方法はどこにあるのか。いくら考えても、答えは一つしか出て来ない。児童福祉の充実だと僕は思う。
幼い頃から精神的に耐え難い状況で生活していれば何かが壊れてしまいます。居場所もない、頼る人もいない、お金も無い、食事もできないといった状況で普通でいられるほうが難しいと思います。
年金や医療制度の充実もいいですが、この国の未来を担う子供たちの生活基盤の充実こそが最も急務な政治課題なのかもしれないとあらためて思いました。貧困に苦しむ子供たちが増えれば増えるほど、国が崩壊していくのに一歩ずつ近づくことになるのではないでしょうか?
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