スポーツ

788冊目 清原和博 番長伝説

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清原和博 番長伝説 1985~2008 『FRIDAY』が追い続けた24年間

清原和博 番長伝説 1985~2008 『FRIDAY』が追い続けた24年間


高校生のころからマスコミに注目され、追い掛け回された清原和博氏。野球界のトップを走り続けた清原氏と週刊フライデーの1985~2008年までの闘いの記録です。フライデーだけに野球だけでなくプライベートな記事もたくさん紹介されています。

もう時効やから喋っても構わんやろうけど、実はあの時(‘96年オフにFA宣言した際)、阪神が出した条件はスゴかったんよ。みんな、オレが巨人にカネで行ったと思うているか知らんけど、違うんや。阪神は倍よ、巨人の。金銭面から待遇面から、そらぁもう、ビックリするような条件やったもん。(当時の監督の)吉田義男さんが「清原が阪神に来てくれるなら、タテジマをヨコジマにしてもいい」って言ってたけど、ホンマにそれぐらいの意気込みが感じられる条件だったんよ。

もし阪神に行っていたら、番長と金本選手の最強打線が見られたかもしれず、その方が野球を見るよりも面白い気もします。

番長のファンでもなんでもないんですが、読んでみるとやはりカリスマなんだなとあらためて感じました。

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760冊目 サムライ・ハート 上野由岐子

サムライ・ハート 上野由岐子

著者:松瀬学

サムライ・ハート 上野由岐子


昨年の北京オリンピックの名場面といえば誰もが女子ソフトボールの金メダル獲得を思い浮かべるのではないでしょうか。開会式以外はまったくテレビを見ていなかったのですが、なぜかたまたま女子ソフトボールの試合だけはライブで見ていました。

坦々と投げる上野投手の姿に感動した人も多いと思います。この本を読んでみると上野投手のがんばりだけでなく、数多くの人たちのサポートと夢が合わさってはじめて世界一の金メダルを勝ち取ることができたのだと教えられます。

スポーツでの最高レベルを維持することというのは大変なようで、いくら実力が備わっていても勝つべき時に勝つというのが本当に難しいことみたいです。

なぜ上野由岐子は二日間で四一三球をひとりで投げ抜くことができたのか。

たしかにとびきり上等の素材ではある。気概もある。チームメイトの支えもある。が、結論を書いてしまう。

「頭」がよかったからである。自分のコンディションや状況を理解し、打者を抑えていったのだった。いわば駆け引きである。


たぶんパワーにパワーでは米国にはかなわない。パワーにはスピードではなく、キレで勝負する。ボールの回転である。

自分の「今」のからだのバランス、コンディション、土の硬さ、気温、湿度、打者のデータを考えながら、一球一球に魂をこめる。だから、試合が終わったときには頭が疲れ、精神的にボロボロになっていた。(中略)


コンディショニングや「頭」の成長を考えるとき、大きな役割を果たしたのがスポーツトレーナーの鴻江寿治である。「トップアスリートの駆け込み寺」とも巷で呼ばれる、知る人ぞ知る名トレーナーである。

もちろん上野投手のがんばりが一番大きい要因だとは思いますが、この鴻江トレーナーが裏方として必死で上野投手を支えていたからこそ、疲労がたまっていても決勝戦で素晴らしい投球が可能になったようです。

上野投手は幼い頃からオリンピックでの金メダルを夢みて、女子ソフトボールがオリンピック競技として最後の舞台になった北京で見事に夢を実現するのですから凄いです。これからも上野投手にはがんばってもらい、今度の試合ではアメリカのブストス選手と真っ向勝負をして完璧に打ちとってもらいたいものです。

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722冊目 不惑 桑田・清原と戦った男たち

不惑 桑田・清原と戦った男たち

著者:矢崎良一

不惑 桑田・清原と戦った男たち

野球界のスーパースター、桑田と清原両選手。どちらも残念ながら今年引退してしまいました。その両選手と高校生の時に甲子園で戦ったり、中学時代にバッテリーをくんだり、プロ時代に一緒にプレーしたりした、9人に取材し、KKコンビの凄さについて紹介してあります。

取材をうけた9人

 渡辺智男
 西山秀二
 酒井光次郎
 小林昭則
 高林孝行
 大森剛
 大塚光二
 今久留主成幸
 小林至


知っている選手もいればよく知らない選手もいます。あまり野球に興味がない人は面白くないと思いますが、この時代の甲子園を応援していた人にとっては懐かしい話などもあるのかもしれません。

桑田・清原両選手と戦った男たちの話だけでなく、当事者二人の話などがあればもっとよかったと思うのですが・・・。体力の限界から引退した9人とKKコンビ、その彼らとわずか一歳しか違わない阪神の金本選手。もはやバケモノとしかいいようのない驚異的な体力と精神力にあらためて凄さを感じてしまいました。

プロ野球の第一線で活躍するのは並大抵の事ではないようです。

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716冊目 覚悟のすすめ

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21)

著者:金本 知憲

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21)


もはや阪神タイガースの主砲となった金本選手。高校時代は決して期待された選手ではなく、それでも40歳になるまで第一線で活躍できた秘訣は「覚悟」を決めたからだそうです。

「ケガをしていても、それをいわなければケガではない」

と、いつのまにか口にするようになった。


ケガこそが自身の選手生命さえも左右してしまうプロ野球選手にとって、それさえも恐れずに向かっていく「覚悟」があるからいつも全力でプレーできるようです。

思うに、不平や不満がどうして生じるかといえば、自分自身に対する評価と、他人の自分への評価にギャップがあるからだろう。

だが、野村克也さんは「他人の下した評価が正しい」と語っている。私も同感だ。自分の評価は自分でするべきではない。人間は決して強くないから、どうしても自分に対する評価は甘くなる。とすれば、やはり他人が下した評価が正しい。そもそもプロ野球選手は、他人である監督に使ってもらわなければどうすることもできない。不平不満を口に出しても状況は何も変わらない。

もちろん、私も他人の評価が不当に感じられるときはある。とくに誤解にもとづいて批判されたときには腹が立つ。

けれども、私はこう思っている。

「結果を出せば、他人も認めてくれる」


40歳になっても全力で走り、まだまだ年齢の衰えをまったく感じさせないのは凄いとしかいいようがありません。

広島カープファンの人、阪神タイガースファンの人、プロ野球が好きな人はもちろん、それ以外の人が読んでも面白いというか「がんばらなければ」といった気持ちになる本だと思います。

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607冊目 I am here

I am here.―「今」を意識に刻むメンタル術 (角川SSC新書 43)

著者:宮里 藍

I am here.―「今」を意識に刻むメンタル術 (角川SSC新書 43)

そういえば最近宮里藍ちゃんがあまりテレビで報道されないなぁ〜と思ったら、アメリカのツアーに挑戦していたんですね。しかも昨年の8月に打った一打によって大スランプに陥っていたようです。たった一発のショットで長い間低迷してしまうのですから、プロのゴルフというのは繊細であり、高レベルの状態を保つには非常に難しいことなんだということを改めて認識しました。

内容的には昨年のスランプから今年にかけてどのように考え、スランプから脱出したのかが書かれています。

「バーディーをとっても、ボギーを叩いても、過ぎてしまったことはすべて過去のこととして、気持ちを切り替えなければいけない」というのは、ゴルフでもよく聞くセリフです。過去に気を取られていたら、目の前のショットに集中することはできません。

それと同じく、未来のことを考え過ぎても気持ちが先走っても、思うようなプレーはできないのです。

過去でも未来でもない、「今」に自分を置くこと。これがナイスショットを紡ぎ出すための大きな鍵です。


私は自分がかなりの心配性で、取り越し苦労のタイプだったことが、わかりました。

心の中に少しでも嫌な事を思いうかんでしまうと、体は素直に反応して萎縮してしまうそうです。どんなにその後、考えないようにしてもダメみたいです。高いレベルで争うプロにとって、ほんのちょっとのきっかけですべての歯車が狂いだしてしまいます。

日常の仕事でも同じことがいえるかもしれません。マイナス思考にならないよう注意し、気持ちの切り替えをすぐにできるように訓練できれば営業成績も伸びるような気もします。

今年、アメリカで是非勝ってもらいたいものです。

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578冊目 競馬都市伝説

競馬都市伝説―アッ!と驚く馬たちの奇談

著者:高崎 武大

競馬都市伝説―アッ!と驚く馬たちの奇談

競馬にも都市伝説のようなものが存在するとは知りませんでした。

著者は現役の栗東トレーニングセンター内部関係者。職業柄、ジョッキーや調教師、馬主などとつきあいが多く、新聞やテレビでは教えてくれない“裏情報”に精通する。

経歴だけで惹きつけられますが、内容は都市伝説だけに良いか悪いかは意見の分かれるところです。

 なぜか桜花賞の日に満開になる特殊サクラ
 すべてにおいてケタ違い?ドバイよりすごいサウジ競馬の真実
 ナリタブライアン、テンポイント、シンザン、彼らが“土葬”された本当の理由
 見事にだまされた1億人!チャーチルの名言はJRAが流したウソだった!


ドバイとサウジ競馬の話などは面白いと思います。賞金のケタが違うために日本でも有名な外国人ジョッキーも時間があればサウジに遠征しているようです。具体的な名前は出ていなのですが、どうもペリエ氏のような気がするのですが・・・。

前半の成績があまりにも悪かったので夏競馬はお休みしています。でもそろそろ秋競馬が始まるので再開です。著者が運営する予想サイト「こんな騎手情報局」。

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526冊目 夢のつづき

夢のつづき

著者:佐々木 亨,鈴木 洋史,瀬戸口 仁,田沢 健一郎,服部 健太郎,山岡 淳一郎

夢のつづき

メジャーリーグへと移籍するプロ選手ばかりがマスメディアに注目されていますが、その陰に隠れて野球が好きで自分の可能性だけを信じ、アメリカに挑戦している9人のマイナーリーガーが紹介されています。

アメリカに挑戦した9人のマイナーリーガー

 桑田真澄
 村上雅則
 大家友和
 柏田貴史
 濱岡巧
 竹岡和宏
 根鈴雄次
 GG佐藤
 マック鈴木


日本ではまったく通用しなかった選手でもアメリカで成功するということもあるみたいです。つくづく人の才能というのはどこで開花するのものなのか分からないものだと感じました。相性がいい優秀な指導者に出会うことが重要になのかもしれません。

これだけの日本の野球選手がアメリカに挑戦できるようになったのも一人の偉大なプロ野球選手の存在が非常に大きいそうです。

日本からこれほど多くのメジャーリーガーが輩出するとは、誰も思わなかっただろう。少なくとも1994年(平成6年)までは。この年で区切られる理由は、95年に野茂英雄投手がロサンゼルス・ドジャースのユニホームを着て、全米中にトルネード旋風を巻き起こしたからだ。それ以来、投手だけでなく野手でも多くの日本人メジャーリーガーが誕生しただけに、野茂は「パイオニア」(開拓者)として日本でもアメリカでも称えられている。

お金でも地位でもなく、ただ野球が好きだからといった理由であえて困難に立ち向かっていく人達に素直に凄いと思うし尊敬します。

マック鈴木氏へのインタビューの記事、

―マック流の苦しいことも一生懸命楽しむコツってあるんですか?

「うーん・・・差別をなくす。すべての差別を。言い方を変えれば偏見や先入観をなくすってことですかね。そうしないと自分もしんどいんですよ。そりゃね、自分にとって一番住み心地がいいのは日本ですよ。ご飯おいしいし、どこ行っても当たり前に当たり前のサービスをしてくれますからね。道を聞けば、ちゃんと行きたい場所にも着くし。ところが外国だと、教えてもらったのに、その場所に何もなかったり。注文したものと違うものが出てくるなんてしょうちゅうなわけです。でもしょうがないですよね。いい国で生まれたわけだから。これが世界の最低よりもちょっと上くらいの国で育っていたら、自分も腹を立たせる側にいた気もしますけど。まあ。そんなんばっかりだったから、いちいち腹を立ててもしょうがない、って思えるようになったんです」

日本も出て海外で暮らすということがどんなに大変か。普段当たり前と思っている事は実はそんなことなく、それがどれだけ幸せなことなのかといったことを自覚することも大切なような気がします。

夢を一生懸命追いかけている人たちはあきらめずにがんばってください。

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504冊目 エースの品格 一流と二流の違いとは

エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)

著者:野村 克也

エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)

テスト生入団から三冠王のタイトルまで勝ち取った現楽天ゴールデンイーグルス監督の野村氏が自身の野球人生と哲学、また強いチームにするためには何が必要なのか解説しています。

私は、「失敗」と書いて「成長」と読むことにしている。まさに読んで字の如し。失敗を生かせる者はそれを放置する者に勝る。それが「変化」となって現われる。

一流選手、中心となっていく選手はみな、修正能力に優れている。同じ失敗を二度と繰り返さないのである。二度繰り返す者は二流、三度も四度も失敗を重ねる者は三流、四流どまりということだ。彼らは原因を究明する意識がないか、それ以前に失敗を失敗と感じることができないからである。


「感性を磨いておけ」と、私が諄々と選手たちに説く理由はそこにある。

「小さくて気づかないようなものにこそ、美しさがある」とは、文豪・夏目漱石の名言である。


微細な変化や移ろいに気づく感性は、野球ばかりでなく、どのような分野にでも生かされているはずだ。

年をとるにつれてどんどんこの感性が鈍感になっていきます。子どもの頃に感じたさまざまな事がまったく気づかずに日々の時間だけが過ぎています。

現役時代、ヤクルト監督時代、阪神監督時代、そして楽天監督としてそれぞれの大物選手の特長やエピソードなどはプロから見た視点が分かって面白いです。

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426冊目 松坂大輔メジャー物語

松坂大輔メジャー物語―世界一に輝いた (スポーツノンフィクション)

著者:石田 雄太

子ども向けの本なので時系列でたんたんと松坂投手の経歴や気持ちなどが中心に書かれています。今までの試合の場面でどのように考え感じながら投げていたのかを本人がコメントしているので松坂投手の性格などもよく分かります。

メジャーでのイチローとの初対戦。一球目にカーブを投げた理由と反省なども書かれており、テレビを見ているだけでは分からない二人の思いなども伝わってきます。

100億円の契約と実力への期待について、

「それは僕次第でしょうからね。僕自身は、別に100億円がどうのとか、そういう背負い方はしてないんですよ。周りの人から勝手に背負わされてるものに対しては、何とも思ってません。だから、プレッシャーとかはないんですよ。ホントです。でも、それだけの責任は感じてますからね。」

松坂はこれまでにプレッシャーという類のものを自覚して感じたことがないのだという。


「緊張?プレッシャー?何それって感じです(笑)。たぶん、野球においてはどんなときでも結果を出す自身があるし、もし結果が出なければ叩かれるんだろうなってくらいにしか思ってないからなのかもしれませんね」

ここぞというときに活躍するのがプロ。松坂投手はいい意味で生まれながらのスター、悪い意味だと鈍感かもしれません。どちらにしてもメジャー移籍1年目でいきなりワールドチャンピオンですから強運の持ち主には違いありません。

日本人選手が世界最高レベルのメジャーリーグで活躍することは喜ばしいことです。これからもどんどんがんばってもらいたいと思います。ただ日本プロ野球のためにも放送はもう少し控えてもらいたいような気がします。

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417冊目 朝青龍から笑顔が消えた本当の理由

朝青龍から笑顔が消えた本当の理由

著者:本田 昌毅

朝青龍から笑顔が消えた本当の理由

昨年の“朝青龍騒動”でモンゴルへと帰国する横綱に同行し、その後は王監督の娘さんと一時婚約したと報道され一躍有名になった著者です。横綱の友だちとして何があったのか、またマスコミ報道の何が悪かったのかについて書いてあります。

しかし昨年の公共の電波を使った過剰なまでの横綱バッシングはひどすぎます。一時期はどのテレビ局も横綱の報道ばかりでコメンテイターは横綱を批判して終わり。

マスコミの世界に携わる方に声を大にして申し上げたいのは、世間一般の人々は、テレビニュースや新聞等の報道を、すべて真実だと信じ込む傾向にあることです。テレビニュースで流れたから、大新聞の記事になったから、これは信用できると人々は思い込むのです。不確定要素のある情報や事実の裏付けのない記事を不用意に報道するのはいかがなものでしょう。そうした報道を流された関係者の気持ちをもっと考えてほしいと思います。

ニュースや新聞記事が速報性を求められることは百も承知ですが、もう少し綿密な取材を行い、正確な事実報道に努めるのが、マスコミの使命ではないでしょうか。

テレビの報道と本に書かれている内容が違うことはよくあります。これだけテレビやインターネットが発達したのに本をコツコツと読んでいるのはやはり本に書かれている内容の充実度にあります。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」ではないですが、テレビ報道された内容によって国民の民意が一斉に同じ方向に向いてしまうことは恐ろしい気もします。各テレビ局が争っていろいろな見解を報道してくれればいいと思うのですが、どのテレビ局でもほとんど同じ内容ばかりです。

この本では昨年のサッカー騒動による横綱の苦悩と状況が書いてあります。賛否両論あると思いますが、読んでみると横綱に同情してしまうところも多々ありました。

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413冊目 高校野球「裏」ビジネス

高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書 711)

著者:軍司 貞則

高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書 711)

毎年夏になると熱狂する高校野球。その高校野球の裏でブローカーのように暗躍する大人たちがいるそうです。しかし、その一方であまり裕福でない家庭の子どもたちはブローカーのおかげで野球の強い有名高へと進学する事も可能になってくるようです。

ボーイズリーグと高校野球の関係、甲子園常連高の監督の話、学校経営者の話などさまざまな関係者にインタビューして高校野球の問題にせまっています。

今回の「特待生問題」でもさかんに出てきた「ブローカー」ということばは、ピンとこない方もいると思うが、どういう存在なのか、何をするのか聞いてみた。

「大きく分けて4つぐらいパターンがあると思います。高校のOBで、暇がある人がボーイズやリトルシニアをまわって選手を見つけ母校に入れる。次が、OBではないが、時間のある人に高校が頼む。今、東北地区で問題になっている高校は、部長、監督との関係ですね。大学の同期とか後輩で社会人野球までやった人が選手を獲りにまわってます。今は携帯があるので、その場でピッチングフォームを撮ったり、打撃フォームを撮ったものをすぐに送れます。受け取った方も、その場で優劣の判断がつきます。それができる人間を「野球どころ」に配置するわけですね。4つ目がそれ以外のやり方と言っていいと思います」


野球が好きで一生懸命甲子園やプロを目指して真剣に練習している少年はたくさんいます。また同じように野球が好きで才能がある野球少年を応援している大人たちもたくさんいます。問題はこういった純粋な人の後ろで利用しようとする人達です。

甲子園常連高の監督の話など興味深く、また県外へと野球進学している部員の数が多い府や県がかたよっているのには驚きました。ただこの府や県の出身者がプロ野球選手に多かったような気もします。

高校野球の現状が分かり面白かったです。

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409冊目 日本の魔球がメジャーを制す!

日本の魔球がメジャーを制す! (宝島社新書 264) (宝島社新書 264)

著者:角盈男

日本の魔球がメジャーを制す! (宝島社新書 264) (宝島社新書 264)

才能があるプロ野球選手がどんどんメジャーを目指してアメリカに行っています。実力ある人がより高額の年俸を貰うため、よりレベルが高い場所で挑戦することに反対はできませんが、NHKなどが率先して放送することは控えたほうがいいのではないかと思います。

アメリカで活躍する日本人選手を応援する気持ちはもちろんあります。ですが放送することによって日本人よりも豪快なメジャーのプレーを見てしまうと日本のプロ野球放送を見る気がなくなってしまい、日本のプロ野球人気がますま低迷してしまう気がします。

話がそれました。この本では野球解説者から2008年にロサンジェルス エンゼルス オブ アナハイムの日本担当スカウトに就任した角さんが今までメジャーリーグでプレーした日本人選手の長所や短所を分析し、分かりやすく解説してあります。

また今年メジャーに移籍した広島の黒田選手などの勝ち星予想などもかなりはっきりと断言してあります。

今だから話せるが、松坂のメジャー1年目の成績も、井川の失速も、私にとってはすべてシーズン前に予想していた通りのものだった。それは単なる当てずっぽうではなく、ある根拠、法則に則っての予測であり、かなりの確信を持っていた。それゆえ、岡嶋がなぜあれほど活躍出来たのかも説明が出来る。

同時に、その根拠に沿って分析すれば、黒田や福留、藪田といった、今季、メジャーに挑戦する選手たちの成績も、ほぼ予想することが可能だ。また、これまでの日本人メジャーリーガーが成功した要因も、すべて説明することが出来る。

メジャーリーグで求められている投手の特徴は何なのかはっきりと書かれています。その特徴があればメジャーで活躍できるし、なければ活躍できないそうです。

黒田選手が今年メジャーでどれだけ活躍するのか期待して見守りたいと思います。

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405冊目 楽天が巨人に勝つ日

楽天が巨人に勝つ日―スポーツビジネス下克上 (学研新書 24)

著者:田崎 健太

プロ野球ビジネスが黒字経営なのか、赤字経営なのか考えたこともありませんでした。この本ではプロ野球球団の経営の裏側が分かります。

楽天が球団を立ち上げるまでの苦労と、球界に持ち込んだ新しい野球ビジネス経営がどのようなモノなのかも解説してあります。

現在、NPBで最も売り上げが多いのは、読売ジャイアンツである。「AERA」二○○六年九月一一号では、○三年の収入を、二一四億円。内訳として、入場料収入一四○億円、放映権収入七○億円、ロイヤリティ三億円、広告収入一億円と見積もっている。

このうち大きな割合を占めているのが放映権である。全収入の三十パーセント強に当たる。


巨人戦一試合一億円の収入になるそうです。セリーグの貧乏チームにとっては巨人戦が減ることは死活問題です。ただその巨人戦でも最近は視聴率の低迷が問題になっています。

楽天、ソフトバンク、浦和レッズ、千葉ロッテマリーンズなど各球団の取り組みなども具体的に紹介されており球団経営の難しさが分かります。プロ野球が好きで興味がある人は読んでみると面白いと思います。

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