社会

774冊目 家のない少女たち

家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生

著者:鈴木大介

家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生


家出をしたまま行き場のない都会をさまよう18人の少女たちに取材した内容が書いてあります。ほとんどの少女が生きるために縁交をしてお金を稼でいるようです。中には監禁されたり、薬をしたり、出産したり、親から虐待されたりと暗い話ばかりです。

なぜ、こんなに家出少女が増えてしまったのだろう。現象の背景を考察するに、まず現代がネット社会であり、本来孤独なはずの家出少女が、他者=少女に興味をもつ男や、他の家出少女と容易に接点をもてることがある。ネットカフェ等の、家出を持続させるための環境が整っていることもあるだろう。

だが最大の要因は、居続けるに耐えない家庭が増えたことだと思う。子供と親の関係修復が不可能になるほどの虐待、そして家庭(多くは母子家庭)の貧困である。(中略)

彼女たちは、生まれつきの被害者だ。性的に、経済的に搾取され、路上に彷徨う彼女らを救う方法はどこにあるのか。いくら考えても、答えは一つしか出て来ない。児童福祉の充実だと僕は思う。

幼い頃から精神的に耐え難い状況で生活していれば何かが壊れてしまいます。居場所もない、頼る人もいない、お金も無い、食事もできないといった状況で普通でいられるほうが難しいと思います。

年金や医療制度の充実もいいですが、この国の未来を担う子供たちの生活基盤の充実こそが最も急務な政治課題なのかもしれないとあらためて思いました。貧困に苦しむ子供たちが増えれば増えるほど、国が崩壊していくのに一歩ずつ近づくことになるのではないでしょうか?

↓ よろしかったらクリックお願いします。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

764冊目 結婚難民

[結婚] ブログ村キーワード

結婚難民 (小学館101新書 3)

著者:佐藤 留美

結婚難民 (小学館101新書 3)

子供がインフルエンザにかかってしまい看病をしていたら今度はこっちの調子が悪くなってきました。病院に行って長い間待たされるのも嫌だし、自分の基礎体力に期待するばかりです。そんなことよりもオバマ大統領就任演説は何ら新しい発表もなく終わってしまいました。株式市場も素直に反応したようですし、このままサプライズはないのかな?

さて本題、

昔は適齢期になるとほとんど当然のように結婚ができていたものが、もはや「婚活」といった言葉まででてくるほど難しいことになってきました。この本は情けないと非難されがちな結婚できないロストジェネレーション世代の男性にスポットをあて、彼らを援護する内容になっています。

非正社員のロスジェネ男が、結婚しようとしないのは、「自分には女房子供を食わすだけの力がないから、こんな身の上で結婚するのは申し訳ない」と思っているのでは?

責任感がないどころか、むしろ責任感に縛られ過ぎて、結婚できないのではないでしょうか。


他方、結婚できる経済力があるロスジェネ男が結婚を踏みとどまるのは、結婚をしたいと切望するような女性がいないためなのかもしれません。

そんなことを考えているうちに、もしかしたら、結婚難を招いているのは、むしろ女のほうではないか・・・。そんな考えが頭に浮かんできたのです。


そして、この疑問を解決すべく、取材を重ねた結果、未婚化・非婚化が進む背景には「結婚をするのに難がある女」の存在があると確信するに至りました。

結婚してはいけない13のタイプの女性が紹介されています。分類の仕方も面白いのですが、自身を失くしたロスジェネ男についてもかなり的確に分析していると思います。

年金制度や医療制度の改革よりも、若者の雇用を最重要課題として取り上げないと日本の国力自体が落ちてしまい総体的に国民全体が大変なことになってしまいます。

たかが結婚、されど結婚です。

↓ ブログランキングに参加しています。

ただちっともランキングが上がらないのが残念です。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

756冊目 修羅な女たち

[女] ブログ村キーワード

修羅な女たち

著者:家田 荘子

修羅な女たち


世の中には想像を絶する人生を送っている人たちがいます。この本ではそういった8人の女性に著者が取材しまとめてあります。

この本に登場して下さった女性一人一人について、たったの一言で表現すれば「すごい」に尽きてしまうかもしれない。けれども、彼女たちの人生に触れれば触れるほど、「すごい」の一言で片付けられないほど、深く、重く、熱い何かがあることが判ってくる。

生きていれば、人は必ず喜びも悲しみも苦しみも、感動も味わうものである。それぞれの経験は、一人一人、その度合いや深さも違う。この本に登場する女性たちは、相当な修羅場を越えている。しかし、彼女たちは、決して特別な女性ではない。

泣いたり笑ったり、苦しんだり、眠れないほど悩んだり、涙が止まらないほど感動したり・・・。私たちと同じ、一人の小っぽけな人間であり、女性である。


14歳で出産したり、2億円をホストに使ったり、不倫を10年間続けたり、全身に刺青を彫ったりなどいろいろと書かれています。

やはり実際に経験してきた人の話はかなりの迫力があります。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

755冊目 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

[アメリカ] ブログ村キーワード

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

著者:町山 智浩

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

麻生内閣の不支持率が70%にまでなりした。1000人から得た有効回答による結果のようですが、いつも思うのはもっと有効回答を増やせないのかということです。1億3000万人の1000人の意見がどれだけ信憑性があるのかに疑問をもちますし、またその結果がテレビや新聞で何度も報道され国の方針が決められてしまうのは危険な気もします。

さぁこれで政局戦国時代へと突入し、自民党を造反して民主党へと鞍替えを始める議員もでてきそうな予感です。いったいどうなるのでしょうか?

世界のトップを突き進むアメリカで、小学生レベルの質問でさえ答えられない若者たちや大衆が増えてきているそうです。信じられないような気もしますが、日本でもおバカキャラのタレントが全盛の時代なのでそういうものなのかもしれません。

内容はアメリカの戦争や宗教などについてかなり詳しく書かれています。

世界最高レベルの医療技術を誇るアメリカの医療保険制度について、

アメリカの医療保険には民間企業の保険しかない。保険料は平均年間35万円。国勢調査によると全米には年収200万円以下の貧困層が3800万人もいる。彼らにとって家族3人で100万円を超える保険料は支払い不可能だ。しかも、ブルーカラーの勤め先は従業員の医療保険など負担しない場合がほとんど(80年代にアメリカの労働組合は崩壊したからだ)。かくして、アメリカの人口約3億人のうちの6分の1にあたる約5000万人が医療保険に未加入で、年間約2万人が何の医療も受けられずに死んでいく。

こういった記事を読むといかに日本の国民皆保険制度が素晴らしいものかあらためて認識させられます。しかし今までならば地方にいてもかなりのレベルの医療サービスを受けられていましたが、勤務医の減少によりそれもこれからは期待できなくなってきたことが残念でなりません。

アメリカの国民も日本の国民も何か国民全体が同じ意見へと流れる傾向があるように思えます。その根底にあるのがマスメディアの報道ような気がします。イラク戦争に熱狂したアメリカ、郵政民営化に熱狂した日本、どこか同じような印象をうけます。

マスメディアのいい加減な報道に同調しているといろいろな事が大変なことになってしまいます。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

707冊目 勝間和代の日本を変えよう

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

著者:勝間 和代

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

女性が強くなったと言われ、女性の権利も改善されてきているような気もしていましたが著者によるとまったくダメなようです。

まず必要なのは、現状認識です。

男性は女性を差別している面がある。女性は差別されている面がある。女性差別があるのでこれを撤廃しようということが本当のメッセージであって、「男女共同参画」などは、どう考えてもきれいすぎる言葉です。


私たちは「男女平等」という教育を受けてきたにもかかわらず、現実はちっとも男女平等ではないのです。女性は、女性であるというだけで、制度面で自分が「二流市民」として取り扱われていることをはっきりと認識すべきです。

差別やイジメなどで加害者はあまり意識しないこともあると思いますが、女性はいろいろ差別を感じて生活しているようです。

この本では女性の権利のことだけでなく雨宮処凛さんと、ワーキングプアの問題についても対談されています。そこで話されている内容はかなり深刻な問題です。

世代間格差が広がっています。持ち家もあり、退職金もあり、年金ももらえる予定の団塊の世代と満足な就職先さえもない氷河期世代以降では大きな差があります。

ネットカフェ難民やフリーターを自己責任で結論づけることは簡単ですが、若い世代に収入がなければこれから先、日本を支えていくことは無理だと思います。

政府がなんとか解決策を見つけないと将来、大変なことになりそうな気がしてなりません。給付金にしても無駄なので年金や医療にまわせと主張していますが、それさえもどこまで効果があるかは疑問です。

来年にはアメリカの巨大損失が日本に押しつけらるかもしれません。借金はもはやどうしようもないぐらいに膨らんでしまっています。いまさら支出を少し減らしたからといってどうしようもない状況ではないでしょうか。

麻生総理は選挙対策でばらまきしようとしているとマスコミや民主党は主張していますが、本当の選挙対策ならば年金や医療に2兆円をまわした方が選挙層があつい団塊の世代にアピールすることができ余程有効的です。

庶民の気持ちが分かっていないのはマスコミの方ではないでしょうか!

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

679冊目 六代目山口組 激動の1000日

六代目山口組 激動の1000日 (洋泉社ムックY 56)

六代目山口組 激動の1000日 (洋泉社ムックY 56)


総組員数が4万人以上にもなる日本最大の組織、山口組。三年前に電撃的とも思えるスピードで五代目から六代目へと体制が変わりました。この本でその時の解説があるのではないかと期待しましたが詳しくは書いてありませんでした。

六代目山口組の団結について、

その統率力という点では、六代目体制となってから強まっている「綱紀粛正」がもっとも特徴的な事象といえよう。

「原点回帰」を掲げる六代目体制では、薬物、抗争、不良外国人との接触の三点を厳しく戒め、これに違反すれば誰であろうと厳しく処分すると通達されている。場合によっては、下部組員の違反行為であっても、その監督責任で上部である直参までもが処分の対象となるという厳しさである。


主に六代目体制についての内容とこれまでの山口組の歴史について解説してあります。簡単には書いてありますが役職などや、組織の繋がりなど素人には分かりづらいところも多々あります。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

652冊目 逢えてよかった

逢えてよかった―夜回り組長にココロを預けた少女たちのホンネ

著者:石原 伸司

逢えてよかった―夜回り組長にココロを預けた少女たちのホンネ


著者は元広域暴力団の組長であり、渋谷などの繁華街を夜回りながら徘徊している未成年の相談にのっています。経歴は極道生活50年、ムショ暮らし30年だそうです。著者の前作「歌舞伎町のシャブ女王」(263冊目)はあまりにも壮絶な内容で読んでいて疲れてしまいましたがこの本ではもう少しソフトな話が多いので大丈夫です。

作家業が軌道に乗ってきた頃、人生を変えるような出会いがあった。近所のコンビニで怒鳴りつけたことのある少女に偶然再会し、「あの時は叱ってくれてありがとう」と礼を言われたのだ。彼女の笑顔が、私の中の何かを目覚めさせた。自分はこんな役にも立てる。これまでさんざん悪事をやってきたのだから、これからの人生は非行少年少女の更生に費やそう。そう心に決めて、近所の柏駅で周辺で夜回りを始めるようになった。

人はなかなか変われるものではないと思いますが、思春期の頃は何かのきっかけで驚くほど変わる人もいます。人間の心理というものは簡単なのか複雑なのかさっぱり分かりません・・・。

著者の凄いところは決して強引に更生させようとしないことだと思います。夜回りをしながら名刺を渡す、何か相談があれば後日少年少女から連絡きて対応する。まずは話を聞いてあげることが大切なようです。

本当に信じられないような家庭環境で育った少年少女たちが紹介されています。犯罪は決して許されることではありませんが避難する場所のない子供たちが非行に走るのは大人にも責任がありそうです。

みんな誰かに必要とされたいと思いながら生きているのかもしれません。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

648冊目 風俗嬢物語

風俗嬢物語―ホストが見た彼女たちの素顔

著者:沢村 拓也

風俗嬢物語―ホストが見た彼女たちの素顔


ホストから見た風俗嬢。著者は二十年以上ホストとして働き何百人という風俗嬢と接してきたようです。六人の風俗嬢を紹介しながら風俗業界で働く女性の特異性を分析してあります。

日本の風俗嬢人口は数万人だと聞く。それだけの数の女たちが、それぞれ何かしらの事情を抱え、風俗業界の門を潜ったわけだ。(中略)

援交も含めた風俗嬢の現役継続年数の平均が六、七年だとしたら、風俗嬢たちは二十五年間ほどで四世代は入れ替わることになる。つまり、十五、六歳から援交を始める女の子がいることを考えれば、それに二十五年を足した四十歳までの女の中に、常に四世代分二十万人ほどの風俗嬢経験者がいる計算になる。世間の十五歳から四十歳の間の女のうち、二十万人は風俗嬢経験者。これは驚くべき数字なのか、それほどでもないのか。

なんだかよく分からない数字ですが、世の中にはかなりの数の風俗嬢経験者がいるかもしれないということです。

さまざまな事情があり風俗で働く女性。一人一人に物語りがあり驚く内容ばかりでした。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

608冊目 妻と恋人

妻と恋人―おぼれる男たちの物語

著者:亀山 早苗

妻と恋人―おぼれる男たちの物語

この本では四十代から五十代の男性の不倫について書いてあります。結婚し、仕事で成功し、充実した生活をしていても、ある日突然何かのきっかけで燃えるような恋へ突入していくようです。何歳になっても恋愛は自分を見失わせる力を持っているのかもしれません。

二十三人の男性にインタビューしそれぞれの経験を語ってもらっています。家庭がありながらそこまで真剣に恋愛をするのかと驚かさせられるような内容ばかりです。

既婚の男性にとって「浮気は甲斐性」といわれた時代は、もはや昔のこと。今の時代、いくら恋愛は自由だといえ、やはり人に知られれば社会的なダメージは受ける。揉めごとが起これば家庭内でのトラブルも避けられない。そんなことはわかっているはずなのに、社会経験も人生経験も豊富な男性が、その落とし穴にはまっていく。

「恋は子供を大人にし、大人を子供にする」という言葉あるけれど、それは本当なんだなあと何度も感じさせられた。

そんな言葉があったのかと思いましたが、なかなか深みのある言葉です。不倫をし、真剣に男女が恋愛をすることを否定するつもりはありませんが、その陰で悲しんでいる人たちが存在することを忘れてはいけない気がします。

さまざまな恋愛の話が書いてあります。インタビューを受けた男性が本気で語っているだけにあっという間に読んでしまうと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

605冊目 独身王子は早く死ぬ?

独身王子は早く死ぬ? (ピンポイント選書)

著者:牛窪恵

独身王子は早く死ぬ? (ピンポイント選書)

昔で言えば独身貴族、今は独身王子!独身で生活している男性に焦点をあてて分析しています。はたして結婚した方がいいのか、それとも独身のまま過ごした方がいいのかは人それぞれだとは思いますが、この本を読んで考えてみてもいいかもしれません。

「一生結婚しない男性は、既婚男性より8〜9年早く死ぬ」・・・。

(中略)

原因については、諸説様々だ。背後には「既婚者と未婚者の「所得格差」の問題も隠されていそうだが、一般によく言われるのは、次の3つである。

1. 未婚男性は時間に自由度が高い分、食生活や生活習慣が乱れやすい
2. 周りに気遣ってくれる人がいない分、仕事などで無理を重ねやすい
3. (生物学的に)守るべき存在がない分、生命力が弱まる


未婚の男性の平均寿命は「70.42歳」だそうです。ちょっと早いような気もしますが、老後を寂しく一人で長く過ごすことと、お金のことを考えると案外ちょうどいいような気もします。

年収も上がらない、仕事も不安定、交際相手もいないなどの状態は自分でなんとかしないと誰も助けてくれない世の中です。就職活動と同じように結婚活動をしなければいいお嫁さんに出会うことが難しい時代になっています。

なんでも自由に手に入る代わりに、それなりの努力が求められます。何かが欲しければ行動を起こさなければいけません。独身で一生過ごすのもいいとは思いますが、やはり結婚し子どもが生まれて家庭ができると、いろいろと楽しいのではないかなと思います。

自分のためだけに生きるのではなく、誰かのために生きるというのも幸せなことではないでしょうか。

追記

北朝鮮、金総書記ファミリーの健康状態がどうも悪いようです。権力闘争にでもなれば治安も不安定になり危険な状態になります。悪いニュースばかりです。

時事通信

韓国の聯合ニュースは17日、北朝鮮の金正日労働党総書記(66)の三男、正雲氏(25)も高血圧と糖尿病を患っており、今年からは活動に支障が出るほど症状が悪化したと報じた。

 消息筋によると、正雲氏は母の高英姫氏が2004年に死去して以降、強いストレスを受けて酒におぼれ、急速に健康が悪化したという。また長男の正男氏(37)も心臓疾患を患っており、治療のために欧州を頻繁に訪れているとされる。

 次男、正哲氏(26)は女性ホルモンが過剰になる病気を患っている上にバスケットボールで負傷した足を治療する際に鎮痛剤として麻薬を使ったため、深刻な中毒症状に陥っているという。同ニュースは息子3人のこうした病気が後継問題にも影響を及ぼしているとの見方を示した。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

583冊目 女女格差

女女格差

著者:橘木 俊詔

女女格差

格差が深刻化していますが、この本では特に女性の格差について分析してあります。たくさんのデータを使って女性に関するさまざまな格差を検証してあるのですが、気楽に読むというよりは大学の教科書のような印象です。

• 男女格差
• 女性の階層
• 教育格差
• 結婚と離婚
• 子どもをもつか、もたないか
• 専業主婦と勤労女性
• 総合職か一般職か、そして昇進は
• 正規労働か、非正規労働か

• 美人と不美人

美人か不美人かは国や人によっても美人とされる基準はさまざまなようなので、そんなに深刻に受け止める必要はないようです。ただ異性に人気がある女性が、いろいろなことで有利に作用することは間違いなく、そのことは美人に生まれてきた人の一つの能力と考えられるようです。男でも女でも容姿が良かったら得になることは多いです。

専業主婦として十分働いてきた女性は、それだけではなく、とうとう社会に出て働かなければならない時代へと突入してきました。結婚し子どもを産むと会社で働き、家庭で働きとダブルジョブの生活になってしまいます。男性ができるだけ家庭のことを手伝うことができればいいのですが、サラリーマンならばなかなか家庭のことができる時間帯に家に帰ることも難しいの人も多いのではないでしょうか。

女性ばかりに負担がかかり、それならば結婚しないほうが気楽でいいやといった結論になる人も多いと思います。結局女性の権利と社会進出は、派遣社員などの非正規社員を増やすことに利用されているような気もします。

労働時間、賃金、育児制度など総体的に見直していかないとますます少子化はすすむだけだと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

569冊目 貧困大国ニッポン

貧困大国ニッポン 2割の日本人が年収200万円以下 [宝島社新書] (宝島社新書 273)

著者:門倉貴史+ニッポン貧困クライシス取材班

貧困大国ニッポン 2割の日本人が年収200万円以下 [宝島社新書] (宝島社新書 273)

GDPの成長も鈍化し、景気の後退が心配されはじめた日本で、労働人口の約2割の人が年収200万円以下で生活しており、貧困層はどんどん増加傾向にあるようです。この本ではワーキングプアや貧困から抜け出せないでいる人達の生活を紹介してあります。

本書に収録されている証言は、長短交えて100件を超える。山谷のビジネスホテルで過ごすワーキングプア。低賃金と残業漬けで結婚資金が用意できない名ばかりの正社員。貧困家庭を切り盛りするため、売春に手を染めざるえない母親たち。わずかなお金のため、闇職系サイトに足を踏み入れて、犯罪から抜け出せなくなった青年。国民年金では生活が維持できず、空き缶拾いをして食いつなぐ老人・・・。ワーキングプアに関する本が多数出るようになったが、貧困生活を余儀なくされている人たちの生の声を、ここまで収録した本は類をみないだろう。

いったいなぜここまで深刻になってしまったのでしょうか?新卒という状況で就職できなければ、それだけで貧困層へと転落してしまう可能性が高まります。みんなと同じ決められたレールの上を走るのは嫌だと意地をはっていると大変なことになるかもしれません。それだけでなく、リストラされ職を失えば、年収200万円などまったく他人事ではなくなります。

それでも議員の先生方は将来的に移民を受け入れざるえないと発言しているようですが、職業難の状況がますます深刻化してしまうことは想像できないのでしょうか?

格差はしょうがないのでしょうか?

貧困は自己責任なのでしょうか?

生活をしていくための最低限の収入と労働条件だけは国を維持していくためにも必要なことのような気がします。

関連

門倉貴史のBRICs経済研究所

513冊目 官製不況

436冊目 立ち食いそば1杯が1000円になる日

410冊目 ワーキングプアは自己責任か

301冊目 派遣のリアル

249冊目 中国が世界を買いあさる

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

566冊目 貧乏人の逆襲!―

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

著者:松本 哉

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

一言で表現すると過激ですね!

無銭飲食のやり方や、デモのやり方など、反乱するのにはどうすればいいのかが主な内容です。著者の経験を参考に「勝ち組」に負けないで、貧乏人がサバイバル術を身につけることを目的に書かれたようです。

だが、「好き勝手に生きていく」などと言い出すと、どうも「もっと努力しろ」だの「世の中のために」だのと、こうるさい説教をたれる奴らが出てくるので、一応これだけは覚えておいてもらいたい。「社会のために苦労して頑張る→世の中が栄える→そのおこぼれを頂戴する」生き方ってのは、金持ち連中の口車に乗せられているか、よほど優秀な奴隷。ウソウソ。やめたほうがいい。散々苦労させられたあげくに、最後にすずめの涙ほどの小遣いでももらう程度だ。

それに対し「好きなことをやる→困ったことが起こる→もめる→何とかなる(何とかする)」という考え方だったら、世の中の成り立ちとしても生き方としても普通。それにこっちの方がどれだけ人間らしく楽しいか。

労働組合や反戦活動などでなく、ただデモ行進するなんて初めて知りました。ましてや著者の行動は、はちゃめちゃです。著者が大学生の時、学食が値段のわりには量が少ないという理由で抗議集会をしたり、大学の経営サイドへの怒りをコタツ闘争といったかたちで実行しています。

まずはコタツ闘争。大学敷地内の広場(もちろん野外)に突如としてコタツを設置し、帰宅途中の学生をとりあえず呼びとめて大宴会をやるというイベント。

他にも合法的に騒ぎたいために区議会議員選挙に立候補したりと大騒ぎです。社会人になっても抗議活動、現役続行中なのには驚きです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

551冊目 ヤクザ者の屁理屈

ヤクザ者の屁理屈―貴方もヤクザになりませんか (幻冬舎アウトロー文庫 O 88-1)

著者:森田 健介

ヤクザ者の屁理屈―貴方もヤクザになりませんか (幻冬舎アウトロー文庫 O 88-1)

著者は現役のヤクザ屋さん。広島の三代目侠道会会長補佐といった肩書きだそうです。刑務所のこと、社会のこと、イジメのこと、韓国のことなどについて思うことが書かれています。

ヤクザなんて、反体制・反秩序勢力の最たるものじゃないですか。本当にヤクザが、どうしようもない、許されない“悪”の存在だとしたら、即刻日本から抹殺されているでしょう。(中略)

でも、ヤクザは抹殺されないし、私も石をぶつけられない。相変わらずヤクザはヤクザとして残っていて、仕事をしているし、本部や事務所には、堂々と看板も出している。それはどういうことかといえば「ヤクザが世間からまだ必要とされている」ということ。

本当にそうなんですよ。ヤクザを必要とする人がたくさんいるんです。だからヤクザもメシを食っていける。ヤクザと組んで仕事をしているカタギの会社はたくさんあります。脅されてそうしているわけでなく、自ら望んで、ヤクザと組んでいる。“暴力団新法”などと呼ばれる法律が次々と施行されても、一向にヤクザがいなくなる気配がないのはそういうことなんですよ。ヤクザは世間から必要とされています。ヤクザと組んでいるカタギの会社がそのことを言わないだけです。

確かに暴力団が減っている印象はありませんし、警察の検挙率が下がった原因も裏の情報を暴力団からもらえなくなったからだといった意見もあります。暴力団が必要なのかどうかは難しい問題ですが、必要としている人達が存在していることは事実のようです。

著者は刑務所に服役していた十五年で約六千冊もの本を読んだそうです。年間にすると約四百冊。月にすると約33冊。ほとんど毎日一冊の計算になります。短期でそれをすることは可能だとは思いますが、十五年もの年月を継続するのは本当に凄いことです。真似できるようなことではありません。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

524冊目 「婚活」時代

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書 21)

著者:山田 昌弘,白河 桃子

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書 21)

結婚もとうとう就職活動のように戦略を立てて動かないとできない時代に突入しているようです。何も考えなくても近所のおじちゃんおばちゃんが結婚相手をお世話してくれた時代は遠い昔になりました。

就職も新卒が一番有利なように結婚も一番有利な年齢に行動しないと未婚のまま過ごすことになる可能性が高いようです。

これまでの章でおわかりのように、現在の未婚化は、決して結婚したくない人が増えているからでなくて、結婚したいのに結婚できない人が増えているからです。では、なぜ、そういう事態が生じているのか?(中略)

結婚を取り巻く社会状況には、次の三つの変化があります。

1. 経済環境の変化
2. 自己実現意識の高まり
3. 交際機会の拡大


若い男性間の収入格差が拡大しているようです。とくに18歳から35歳までの未婚男性の三割が非正社員だそうです。

一部のイケメンに多数の女性が集中するようになり、残された男性は二次元へと逃避するといった傾向もあるようです。仕事も結婚も何もかも競争しないと獲得できない時代です。昔から競争はありましたがより激しくなっているというのが現実ではないでしょうか。

このままいけば少子化問題はますます深刻になるばかりです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

518冊目 ジュセリーノの予言

ジュセリーノの予言

著者:テレビ東京「史上最強の預言者ジュセリーノ 未来を変える5つの警告」製作班

ジュセリーノの予言

2008年9月13日、アジアの都市をマグネチュード9.1の大地震が襲う。犠牲者100万人!

これはジョセリーノという預言者が予知夢によって予言したことだそうです。今回の中国四川省の大地震を予言していたのではと一瞬思いましたが、日付が違うのと沿岸部での大地震の夢を見たそうなので9月13日にまた大地震が起こる可能性があるということです。

テレビ東京で「史上最強の預言者ジョセリーノ 未来を変える5つの警告」という番組を2008年2月12日に放送されたようなのですが、残念ながらテレビ東京が見れないので知りませんでした。

9歳のころから予知能力が現れたジョセリーノは、以来、さまざまな予言を書きとめ、関係者や政府機関に警告の手紙を送り続けている。それは個人的な出来事や死の知らせから、世界中で起こる事件や事故、自然災害など、幅広い分野にわたる。そしてその予言は驚くべき確率で的中しているという。

番組プロデューサーも特番を制作する前に実際にジョセリーノの過去ではなく未来の予言が当たるか半信半疑だったようです。そこでジョセリーノの2007年の春に書かれた本の内容に2007年10月の日本に起こることが予言している部分があり、それが的中したことによってジョセリーノの実力を確信したみたいです。

日付が入った予言というのも珍しいと思います。不安を煽るのではなく、もしもの為に準備をしておくことが大切ですよと警告するのが目的のようです。中国の地震もそうですが日本は地震大国なので緊急用の非常食や水は用意しておく必要がありそうです。

予言が当たるのかどうかは9月13日になればはっきりします。的中しないことを祈るばかりです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

517冊目 偽装管理職

偽装管理職

不景気で社員などいくらでも雇える会社からしてみると個人がいくら抗議しても関係ありません。この本をだすきっかけとなったのはマクドナルド店長による残業代請求訴訟だそうです。

偽装管理職が生まれた背景には、労働者を使い捨てにする企業のご都合主義があるようだ。企業は今後、成果主義を積極的に導入することで、ますます労働者を追い込んでいくだろう。長時間サービス時間外労働が労働者の肉体を消耗させ、成果主義人事評価システムが労働者を蝕むこともある。

ホワイトカラーエグゼンプション制度は今のところ沈静化していますが、もし導入されることになると労働者にとってはますます厳しい状況に追い込まれそうです。労働者が自分の権利を主張しすぎても、企業が労働者を都合よく利用しすぎても、どちらも悲惨な結果になってしまいます。

折り合いをつけて働くことが理想ですが、個人も企業も国も何もかも余裕がない社会へと変わりつつあり、競争社会では人に譲っていると自分が蹴落とされることもあります。不安定な将来しか想像できない世の中では必然的に心のゆとりを持つことが難しいのかもしれません。

これから弁護士の数がどんどん増えるので労働問題の裁判も必然的に増えるのではないでしょうか。

働いても働いても収入が増えず、職も変えることもできず、体だけが悲鳴を上げ続けるような労働状況は改善されるべき問題だと思いますが厳しい状況です。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

512冊目 下流は太る!こんな暮らしがデブの素

下流は太る!こんな暮らしがデブの素

著者:三浦 展

下流は太る!こんな暮らしがデブの素

下流社会」シリーズで一躍有名になった著者が印税を使って研究調査したのが「下流食生活調査」だそうです。

下流と定義される人はお金がない人ではなく、意欲がない人のことのようです。

残念ながら下流は太る。これは真実である。

よく誤解されるのだが、「下流社会」で定義した「下流」は、単に所得が低い階層という意味ではない。「意欲が低い」人たちである。


コミュニケーション力、働く意欲、勉強する意欲、生活する意欲、結婚する意欲、そして食べる意欲など、人生全般への意欲が低いのだ。その結果として正社員になりにくいとか、所得が低くなるといった傾向が強まるのである。

なぜ意欲が低いのかと言えば、意欲を持って働いたり、勉強することが面倒くさいからである。その意味で下流とは面倒くさがりのことである。料理することはもちろん、食べることですら面倒くさいのだ。食堂に出かけて、座って、料理を待つのも面倒なのだ。

なんとこの文章を読んで自分がしっかり「下流」に当てはまることに驚きました。そういえばここ最近太ってきています。(笑)

実際に下流の人に取材し、4つのジャンルに大別し検証しています。

1. ファスト風土系
2. 都市型肥満系
3. パラサイト系
4. 沖縄系

もし自分が当てはまるようなら要注意です。でも沖縄系以外は結構多いかも・・・。

意欲もなく何でも面倒くさがってばかりいると、「下流」へと吸い寄せられます。体格まで格差社会の到来です。気をつけましょう。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

507冊目 反貧困

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124)

著者:湯浅 誠

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124)

食べていけないほどの貧困が本当に自己責任なのかといったことまで考えさせられます。なんでもそうですが制度を悪用している人がいるだけでその制度全般をなくしてしまったり、サービスを減らす改革をすればいいんだといった短絡的な解決方法はもう一度よく考えてみる必要があると思います。

この本でも指摘されていますが、国民に「溜め」や「ゆとり」といった部分が欠落してきているような気がします。自分のことを考えるだけでせいいっぱい、ましてや人のために何かをするなんて余裕はありませんといった人が多いんではないでしょうか。というかそう考えてしまう世の中だと思います。

私自身は、ホームレス状態にある人たちや生活困窮状態にある人たちの相談を受け、一緒に活動する経験の中で、センの「潜在能力」に相当する概念を“溜め”という言葉で語ってきた。

(中略)

“溜め”の機能は、さまざまなものに備わっている。たとえば、お金だ。十分なお金(貯金)をもっている人は、たとえ失業しても、その日から食べるに困ることはない。当面の間そのお金を使って生活できるし、同時に求職活動費用ともなる。落ち着いて、積極的に次の仕事を探すことができる。このとき貯金は”溜め“の機能を持っている、と言える。

しかし、わざわざ抽象的な概念を使うのは、それが金銭に限定されないからだ。有形・無形のさまざまなものが“溜め”の機能を有している。頼れる家族・親族・友人がいるというのは、人間関係の“溜め”である。また、自分に自信がある、何かをできると思える、自分を大切にできるというのは、精神的な“溜め”である。


この本はこういった貧困におちいった人たちを自己責任だと非難する人に読んでもらいたいそうです。社会の制度として本当に困っている人たちを助けることができるような世の中が理想ですが現実はなかなか難しいようです。

少なくとも真面目にまる一日働いて、家族四人がアパートに住んで生活ができるような社会、何歳でも本人にやる気があれば雇ってもらえるような社会であってもらいたいものです。

金融市場の自由化、外国人労働者の受け入れ、医療制度の崩壊、少子化問題などすべてが複雑に絡み合い問題が深刻化しています。これら全部をいっぺんに解決できるような方法が絶対あるはずです。

ん〜なんだろう・・・?やっぱ好景気かな?

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

494冊目 港区ではベンツがカローラの6倍売れている

港区ではベンツがカローラの6倍売れている (扶桑社新書 26) (扶桑社新書 26)

著者:清水 草一

港区ではベンツがカローラの6倍売れている (扶桑社新書 26) (扶桑社新書 26)

格差社会の到来といわれて数年たちますが、いったいどのくらいの格差が日本に存在するのかに注目して書かれています。

その格差の比較の対象となるのは、ベンツ、豪邸、クルーザーとスーパーカー、別荘、カード、外国人、フーゾク嬢、生活保護などです。興味がる項目だけ読んでも面白いと思います。

毎月の収入が3000万円というN氏にブラックカードの実態について質問しています。

センチュリオン・カード、通称ブラックカードは「限度額なし!その気になればジェット機だってカードで買える!」という話だが、それはやはり事実なのだろうか?

「本当ですよ。実際、僕も買ったし」

ジェット機を!?


「はい、カードで。と言っても機体を丸ごと買ったわけでなく、プライベートジェットを「数人でシェアする権利」を買ったんです。5億円でした」

5億円の商品をカードで買う・・・・・。やはり「限度額なし」とうのは本当だったか。


「あ、ちょっと待ってください。限度額の規制がまったくないわけじゃないんですよ。そこんところは皆さんちょっと誤解されてるようですね」

(中略)

「いや、具体的な限度額は確かにないんですよ。ただ、超高額な決済をするには事前にアメックスに連絡しないといけないんです。例えば僕が5億円の飛行機を買う場合は、あらかじめ決済口座に5億円を入れておいて、アメックスに「○月×日に5億円のカードを切るからヨロシク」って電話をします。で、口座にちゃんとそれだけのお金があることをアメックスが確認して初めて、カードで飛行機が買えるんです」


この話で気になるのはカードのポイントについて。普通のカード支払いでの還元率は0.5%〜1%、かりに1%としても5億円の1%は500万円分のポイントが付くことになります。

またお店がカード会社に払う手数料も3%〜7%と言われていますので、まんなかの5%とするとお店はカードの支払いを受け付けると500万円もの利益をアメックスに支払うことに。それならカード払いを受け付けないほうがいいような気もしますが・・・。

まぁあくまでも普通のカードでの支払いの話しなのでブラックカードなどになるとまた違った形での決済なのかもしれません。

ちなみにこのN氏、年齢は33歳で資産が200億円ほどの超リッチ。億単位のお金を持つきっかけはちびっこ会社を上場まで成長させたことのようです。やはり資産を受け継ぐわけでもなく、一代で大金持ちになろうと思うなら上場会社を起こすことが近道のようです。金融市場の底力を感じます。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

493冊目 公立中学校の裏側

公立中学校の裏側―世にも奇妙な教育業界最前線物語

著者:為我井 道夫

公立中学校の裏側―世にも奇妙な教育業界最前線物語

小学校高学年と中学校の数年間が非常に重要な期間だそうです。ひきこもり、いじめ、自殺などさまざまなリスク要因がこの頃に集中しているように感じます。

現役の公立中学校教師の著者が最近の中学校の現状と解決すべき問題などを書いています。タイトルは面白そうなのですが、書かれている内容はかなり真剣です。

私は、定年までまだ10年以上ある、バリバリの現役公務員です。教師という職業に誇りを持っています。職業柄、守秘義務もあります。だから、ヘタなことを書いたらクビが飛びます。しかし、あえてその危険をおかしてまでも、どうしてもみなさんに知って欲しいことがあるのです。自分自身がどっぷりつかっている教育現場の本当の姿を、いま、こういう時代だからこそリアルタイムで伝えておきたいのです。退職後の思い出話なんかでは、何の役にも立ちません。わが身の保身が気になる管理職には決して書けないようなことを、この本では洗いざらいぶちまけておきたいのです。

子どもがいじめにあった時の対処法、子どもたちの携帯電話を使った間違ったコミュニケーションの実態、ロリコン教師の存在、内申書、教育委員会などいろいろなことが書かれています。

中学生の子どもがいる親御さんは読むと参考になると思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

469冊目 かくれオタク9割

かくれオタク9割

著者:杉浦 由美子

かくれオタク9割

21世紀は女性の時代です。コンピューターの発明によって仕事での男女の差というものはほとんどなくなりました。余程の力仕事でない限り女性にできない仕事というものはないんではないでしょうか。

そしてその女性でも団塊ジュニア世代以下の女性とその前の世代とでははっきりと趣味やライフスタイル、仕事に対する熱意なども違いがあるそうです。

みんなと同じものが欲しい時代から、自分が好きなものだけを買う時代へ。

つまり、一億総中流時代から一億総オタク時代へ変貌を遂げる。

そんな時代の中で女性は男性以上にオタク化している。

すでに結婚は生活の保障にもならない。恋愛や結婚をすることは「選択肢」の一つでしかなくなっている。

その結果、女性たちの興味や大切にすべきことは「恋愛」や「結婚」だけではなくなっているのだ。


女性たちも自立して生きていかなければならない時代となったようです。ただ自立するのでは面白くないので趣味や好きなものへと探求しオタク化しているのが現状のようです。

「モノが売れない」と嘆く人たちの多くは、マーケティングの方法が間違っているのだ。「嗜好」で消費が決まる世代には、外見やライフスタイル、収入などで女性を分類してモノを売り付けていく手法はもう通用しない。

これはビジネス以外にも共通する。

団塊ジュニア以降の女性たちとのコミュニケーションを取るには、まず、彼女たちが「ホンネと建前」を使い分けること。そして、外見やその嗜好と本人の人格や生き方がまったく関係ないということを理解しなくてはならないのだ。


団塊ジュニア世代後の女性の特徴が分かりやすく解説してあります。大事なのは自分自身の価値観であり、価値観が違うものには興味を示さないというところでしょうか。

当然といえば当然のライフスタイルです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

460冊目 富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

著者:高岡 壮一郎

富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

日本で富裕層はどんどん増えているようです。もちろん貧困層も同時に増えているのでしょうけど。純金融資産1億円以上の富裕層を対象にしたプライベートクラブ、それがYUCASEE(ゆかし)だそうです。

現代の富裕層は大きく分類すると2種類。

一つは財産を受け継いだ「相続リッチ」、そしてもう一つは自助努力によって財産を築いた「インテリッチ」だそうです。

世界で富裕層の数が増えている理由として、経済のグローバル化があります。経済のグローバル化は3つの要因で定着しました。IT技術の発達、資本市場の発達、政府による規制緩和です。世界中がインターネットでひとつになり情報が瞬時に交換できるようになり、どこの国へも投資ができるようになったり、規制緩和で人・モノ・金が自由に往来できるようになったのです。これは端的に言うと、ある国の個人や企業にとって、自分が対象とするマーケットが拡大したということです。拡大したマーケットの中で競争に勝てば、大きな利益を享受できるというわけです。

インターネットと規制緩和により、誰でもヘッジファンドのようにデリバティブを使いこなし、YUCASEEに入会できるほどの金融資産を稼ぐことが可能になりました。そこに挑戦してみるかどうかは自分次第です。

YUCASEEに入会できると富裕層で情報を共有することによりますます富を構築することができるようです。

長期金利が1.8%を超えたきました。明日が楽しみです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

443冊目 トヨタの品格

トヨタの品格 (Yosensha Paperbacks 32)

著者:伊藤 欽次

トヨタの品格 (Yosensha Paperbacks 32)

日本を代表するグローバル企業トヨタ。世界一の生産台数を誇り、米経済誌「フォーチュン」では米国で称賛される企業の3位にノミネートされたそうです。子会社523社、関連会社219社、営業利益は2兆円を突破し、愛知県を支える巨大企業グループ。

では、トヨタがなくなるとどうなるか。

愛知県の就業者394万人のうち、4分の1が職を失い、2.8%の完全失業率(06年平均)は、一挙に23.2%に跳ね上がる。全国一高い有効求人倍率は全国平均を下回ることになる。日本一の製造出荷額、全国最低の完全失業率、全国最高の有効求人倍率などに見られる「元気な愛知・名古屋・東海」は、トヨタの存在抜きには考えられないのである。


トヨタに逆らえる人や企業など存在しないような状況です。広告に依存しているテレビや新聞のマスメディアも同じような不祥事を起こしても三菱自動車だと徹底的に叩き、トヨタだと事実を報道するだけです。

トヨタの広告宣伝費も06年で年間1026億円、2位の松下は792億円。

トヨタがどのようにしてここ数年、高収益をたたきだしてきたのか分析してあります。また輸出戻し税というものが存在しているのをご存知ですか?輸出企業は消費税が国内と国外で二度かからないように国内は還付されるそうです。

大企業にとって、国内の景気が悪くとも、海外での売り上げが伸びれば、それに応じて消費税の還付金額(輸出戻し税)が増える。5%の税率が10%になれば、還付金は倍になる。

関東学院大学法科大学院の湖東京至教授の試算によると2003年のトヨタの還付税額は1,710億円にもなるようです。今後消費税が増税されるとトヨタの利益率もそれにともなって上昇するのではないでしょうか。

自動車関連産業に、直接・間接に従事する就業人口は、日本自動車工業会の推計によると、約495万人。わが国就業人口の7.8%にあたる。

内容が258冊目、トヨタの闇とよく似ています。良くも悪くもトヨタの凄さを再確認しました。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

410冊目 ワーキングプアは自己責任か

ワーキングプアは自己責任か

著者:門倉 貴史

ワーキングプアは自己責任か

本人の努力だけではどうしようもない状況というのもあります。ワーキングプアになってしまったことをすべて自己責任で片付けるのは淋しい気がします。

本書でこれから詳しく述べるが、近年では、非正社員雇用で低収入という不安定な雇用に直面する若者たち、「ワーキングプア」の状態から抜け出せない若者たちが増えている。そして、こうした状況に対して世の中の意見はふたつに割れている。

ひとつは、徹底した市場主義の追求やグローバリゼーションの進展による国際競争の激化など社会の大きな変化、企業の人件費節約志向の強まりが、若者の貧困の問題を生み出しているという見方。

もうひとつは、社会や企業の責任ではなく、不安定な生き方を選んだ若者たち自らの責任、あるいは自分の努力や能力が足りないことが貧困の根本的な原因とする「自己責任」論だ。

どちらも正しい見方なのでしょう。しかし最近の小泉内閣時代に代表されるような新自由主義を基本においた構造改革はいきすぎている気もします。よく小泉元総理が口にしていた国の財源を地方に移譲し地方の事は地方で決めてもらうといった「小さな政府」政策ですが、財源を移譲されても十分な財源がない地方には何も決めることができません。

最近はよりいっそう中央の意見を無視できない状況へと陥っています。削減された地方交付税によって地方財政は破産寸前の状態なのではないでしょうか。道路にしても道路特定財源に頼ってやっと道路整備ができるといった状況のようですし。

このような状況で中央の意見に逆らうとすぐに財源を取り上げられるようになりました。俗にいうアメとムチの政策です。

財源を握られ、中央に逆らえなければ権力が中央に集中し、「小さな政府」どころか「強大な政府」へと変貌しているのが現在の状況に思えます。

自民党をぶっ壊すといった小泉さんは、かえって自民党を大きくしました。表面上は権力を投げ出すフリをしながら現実には権力が政府に一極集中しています。素晴らしいまでのカラクリです。

地方は中央に頼りすぎといった意見もあります。確かにごもっともな意見であり、地方も自力で財源を確保する努力をする必要はもっと考えていかなければならないと思います。その為にはまず若者の都市部への流出を抑え、地方でも働ける雇用先が大切になってきます。地方で生まれ、地方で育ち、地方で働き、地方で老後の生活を送ることができるようにがんばらないといけません。


かなり話がそれてしまいましたが、この本では「ワーキングプア」の現状と問題について客観的に分析してあります。新自由主義やグローバリゼーションが本当に必要なのかどうかも考えさせられる本です。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

398冊目 赤いコートの女―東京女性ホームレス物語

赤いコートの女―東京女性ホームレス物語

著者:宮下 忠子

赤いコートの女―東京女性ホームレス物語

著者が何とか助けようとした東京の公園で生活する女性ホームレス、波さんとハルさんの物語です。読んでみるとホームレスの人を路上生活の状態からアパートで暮らし、自立するまで支援することは本当に大変なんだなということがよく分かります。

二○○○年には、全国主要都市での路上生活者の総人数は三万人になりつつあった。その中の三%くらいが女性といわれていた。空き時間を見つけては、単独で都内の公園や駅周辺を回り、ささやかな街頭相談の支援を続けた。

真っ赤なコートを着ている波さんと著者との出会いは二○○一年にまでさかのぼります。波さんが自立できるようにと医者、行政、ボランティアなどさまざまに人が関わり何年も何年もかけて地道に取り組んでおられます。

なぜ波さんとハルさんが路上生活者になってしまったのか。またどのようにして二人を路上生活からアパートで暮らせるまでに支援した内容など、簡単なことではなかったようで気の遠くなるような忍耐が求められます。

世の中には損得ではなく、本当に人の為だけに行動する人たちが存在するということを改めて感じました。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

395冊目 危ない携帯電話

危ない携帯電話―それでもあなたは使うの? (プロブレムQ&A)

著者:荻野 晃也

危ない携帯電話―それでもあなたは使うの? (プロブレムQ&A)

アパート横の敷地に高さ13メートルのAUの携帯基地局が設置されることになり、急いでインターネットで検索してみると日本全国いろいろと揉めていることを知りました。

日本だけでも1億以上の契約件数までに普及している携帯電話。その携帯電話から発信される電磁波を長い期間浴びつづけることが体にどのように影響するのかはまだはっきり関係ないと断言できるまでは分かっていません。

この本では44の携帯電話と電磁波に関する質問に著者が答えています。かなり専門的な内容の答えもあります。

電磁波って何?

電磁波問題という場合の電磁波の種類にはいろいろなものがあります。送電線、配電線からでているのは五○/六○ヘルツ(サイクルともいいます)の超低周波の電磁波で、電磁波問題というよりも電磁場問題という方が良いかもしれません。家庭の電気製品の多くも五○/六○サイクルの低周波の電磁波です。携帯電話は高周波の電磁波であり、この二つには大きな違いがあります。


家庭の中で高周波の電磁波をだすものは電子レンジと携帯電話だけで、それ以外は全部、低周波です。今回の場合は携帯電話に限っているので、家庭の低周波の電気製品のことは含めないことにします。

この本を読めば高周波の電磁波を浴び続けることは危険だと思えるのですが、監督官庁の総務省は電磁波と健康被害の関連性はまったくないといった見解です。

日本の携帯電話は小ゾーン方式といった電波が数百メートルしかとどかない携帯電話タワーをたくさん作って交信範囲をカバーしているようです。この方式だと携帯電話タワーをたくさん作る必要があるので、携帯電話タワーが人が住んでいる家やマンションなどに近づくことになります。

実際あらためて街中を眺めて見るとたくさんの携帯電話のタワーと思われるものがたくさん設置されています。

電磁波が危険かどうかは実際に携帯電話タワーの下で何十年も電磁波を浴びて病気になるかどうかですが、タワーと病気との因果関係を証明することは難しいようです。

総務省もラットの実験が問題ないからといった結論でけでなく、長期的に人に与える影響も考慮して研究と結論を出してもらいたいと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

394冊目 告発・電磁波公害

告発・電磁波公害

著者:松本 健造

告発・電磁波公害

普段まったく意識していない空間に実は大量の電磁波が蔓延しており、電磁波過敏症といった健康被害も出ている人もいるそうです。以外と欧米では電磁問題が活発に論議されているにも関わらず日本ではあまり報道されるこも少ない状態です。

いろいろな例えで使われる「ゆでがえる」、

熱いお湯にカエルを入れると、驚いて飛び跳ねる。だが、水の中に入れて少しずつ熱すると、カエルは、温度の変化に気づかない。摂氏五○度まで上がると、そのまま、ゆでられて死んでしまう。「ゆでがえる」になるまで、なぜ、温度の変化に気づかないのか。人間のような定温動物と違い、「熱い」という感覚を持たない変温動物だからだ。

「ゆでがえる」の話は、よく危機管理(リスクマネジメント)にたとえて使われる。異常を異常と気づかず、長年にわたって慣れるうて、それが日常の風景になり、破局を迎えた時には手遅れになるというたとえだ。(中略)

電磁波問題も今、ほとんどの人がその危険に気づかない点では同じだ。人間には五感があるが、電磁波を感じる感覚器官はない。熱さを感じないカエルのように、多くの人は強い電磁波を浴びても痛くもかゆくもない。

家の近くに立つ高圧送電線や携帯電話の基地局などがどのように健康に影響しているのか実際に被害を訴える人の事例を紹介してあります。電磁波は目に見えるわけでもなく、電磁波と健康被害を直接結びつけることも症例としてまだ少ないようで問題は深刻です。せっかく何十年もローンをくんで購入した家で、電磁波過敏症にでもなれば悲惨です。

電磁波を気にしすぎと思えればいいのですが、実際に被害を訴えている人もおり電磁波が子どもに与える影響も気になってしまいます。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

390冊目 日本人の背中

日本人の背中

著者:井形 慶子

日本人の背中

日本人であることに誇りを持てないぐらい経済も疲弊し自信を失くしかけている人が多いと思いますが、欧米人から見ると以外と日本人は信用できる民族だと認識されているそうです。

日本人であることを改めて見つめ直し本来持っている底力を確認する本です。欧米人から見た日本人。日本人のいい所や悪い所など日本人が気付いてないような特徴や国民性などもあるようです。

今や、自由経済という名の下に生まれた悪によって、何もせず、何も作らず、巨大な投資マネーを動かすことで世界経済を牛耳る人たちが、個人の生活に君臨する時代になりました。たとえ一生懸命働き、経営を安定させたとしても、一人の投資家によって会社の経営方針は変わり、従業員は職をなくしたり、転職を余儀なくされるのですから。(中略)

「お金で買えないものはない」と言われても、日本人の感覚では「お金だけで幸せになれない」ことは、とうにわかっていたはずです。

今、問題になっているニートやフリーターという生き方を選択する若者たちは、人と競うことの苦手な心やさしき人が多いように思います。彼らの一見根なし草に見えるふわふわした生き方は、行きすぎた競争社会の反動のようで、その純粋さにエールを送りたくなるのです。(中略)


「日本は共生より競争という乱暴な社会に変わった」と、ある政治家は話していましたが、若者たちは明らかに競争より共生に立ち返ろうともがいているのです。

欧米を知り尽くしている著者の意見はグローバル化し格差社会が拡大する日本の現状に不安をもっています。現代の若者は優しく純粋すぎるがゆえに競争社会に生きづらさを感じニートやフリーターといった生き方をしているのだといった考え方もあります。

すべてグローバル化しなければ日本は世界から立ち遅れ、莫大に増えた借金も返済できないという意見。日本の国民性を考慮し日本独自のやり方を再構築し経済を立て直していくという意見。

競争よりも共生の社会の方が住みやすそうで理想的な気はします。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

385冊目 ルポ貧困大国アメリカ

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)

著者:堤 未果

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)

世界の最先端をひた走るアメリカ。そのアメリカで格差社会の行き着く先、貧困層の現状とはどういったものなのか紹介してあります。規制緩和、民営化、グローバル化、構造改革などを推進し、世界と競争することでここに書かれている社会が日本にも起こる可能性は高いです。もちろん対極にはますます裕福になる人達も存在します。どちらがいいかは自分の努力と運次第です。

世界で最も医療技術が高いアメリカ。そのアメリカの医療制度ですが驚くような内容です。自由診療を増やした結果、医療格差が拡大し想像を絶する医療費が必要になっています。

二○○五年の統計では、全破産件数二○八万件のうち企業破産はわずか四万件に過ぎず、残り二○四万件は個人破産、その原因の半数以上があまりに高額の医療費の負担だった。

急性虫垂炎で一日入院しただけで一万二○○○ドル(一三二万円)の請求。出産でも日帰り出産が当たり前。入院すると一日約四○○○ドルから八○○○ドル。単純に計算すると日本のように一週間入院したら最低三百万円以上かかることになります。貧乏人は出産もできません。

民間の医療保険料もケタが違います。二○○○年の四人家族の掛け金は、平均で年額1万1500ドル。

二○○八年の連邦予算案では、低所得層向け医療保険予算を今後五年間で七八億ドル削減し、さらに児童向け医療保険制度も大幅削減されることになっている。

入院日数の短縮も患者を苦しめている。たとえば一日一○○万円ほどかかる脳卒中の場合、平均入院日数は七日を切っている。総費用のうち実際の医療にかかる分を低く抑えるために、保険会社が病院や医師に病名や手術ごとの治療における「標準」を指示しているからだ。


心筋梗塞の手術に対して入院は四日まで、乳がん手術なら二日まで、というように細かく決められている。

何かが絶対に間違っている気がします。病気になっても絶対に病院に行って治療できません。アメリカの医療費が高いというのは知っていましたがここまで高いとは想像以上です。アメリカに旅行に行く時は必ず保険に入ってからにした方がよさそうです。

ますます日本人でよかっと安心しましたが、日本も混合診療の解禁によってアメリカのようになるかもしれません。

アメリカでは格差社会が広がり最下層の家庭に生まれた若者や大学を出ても就職がなく借金だけが残る人たちが増えており、その人たちは軍に入隊して学費の援助や免除を期待するしかないそうです。

日本の未来もこのようになるのかもしれません。

追記

光母子殺人事件の差し戻し審判判決がでました。判決内容は死刑です。

一審、二審と少年には更生の余地があるといった判断で無期懲役といった判決でした。ただ最高裁で差し戻されたことで、弁護側もこれまでと一緒の戦略では死刑を回避するのが難しいと判断して今までと違った供述展開したのだと思いますが、押入れを四次元ポケットにみたてるといった内容はあまりにも被害者遺族の感情を無視し、ひどすぎると思います。

弁護団は死刑制度の廃止といった問題をこの裁判に持ち込み、そしてその事がむしろ被告の元少年に死刑が言い渡されるといった悲惨な結果になったのではないかとも思ってしまいました。

弁護団が間違っていたのか。裁判所が間違っていたのか。更生する気があるのかないのか。すべての真実は犯罪を犯した被告の元少年が知っているだけです。今回の裁判をみていて、人が人を裁くといったことの難しさを考えると来年からの裁判員制度が本当に機能するのかどうか疑問に思ってしまいました。

弁護団が上告したので判決はまだ確定していません。本村洋さんの苦悩を考えると頑張ってほしいと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

384冊目 死体は悲しい愛を語る

死体は悲しい愛を語る

著者:上野 正彦

死体は悲しい愛を語る

元東京都監察医務院長の著者が「嘘をつこうとする死体」の事例とその背景を紹介しています。目撃者がいなければ死体を調べることにより、事件を推測することが解決の糸口にもなります。

現在、日本には年間3万人以上の自殺者がいますし犯罪事件も日々起きてます。保険金を貰おうと死体が嘘をつこうと偽装したり、他殺死体も偽装されたりすることもあったり、死因の特定は事件のその後に大きく影響します。

監察医制度は、何度か触れているのでご存知の読者も多いかと思うが、ご存知ない方のために念のために書いておくと、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の五大都市だけにしかない制度だ。

その中でも、監察医務院という独立庁舎を持って完全実施をしているのは東京だけだ。それ以外の地域では、大学の数名の医師が嘱託という形で、たとえば大阪の場合は一人の監察医が出勤してきて、その日の検死すべてを受け持って市内をかけめぐる。

検死のみで死因がわかるものは、その場で死体検案書を発行し事件は終結するが、診断がつかない遺体は大学へ送り込んでおき、すべての検死を終えてから大学に戻って解剖して診断をつけるというシステムになっている。

しかし現状では、その書類をチェックする人がいない。

だから一人の判断で全部事件を処理することになり、それが間違いのもとになってしまうのだ。


ますます凶悪化している現代社会。もし殺害されても医師が万一誤診をしてしまうと犯人が逮捕されることはありません。やはり死亡時に282冊目、死因不明社会で解説してある画像診断(AI)の導入や監察医制度の普及などによって死因をはっきりと特定できるよう努力する必要があると思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

383冊目 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

著者:森達也

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

光市母子殺害事件の差し戻し審判の判決が4月22日に広島高裁で言い渡されます。犯行当時18歳を30日経過したばかりの元少年に死刑判決がでるのかどうかに注目されています。

この本は死刑制度の存置か廃止かといったテーマで弁護士、政治家、刑務官、死刑が確定する人、元裁判官、元検察官、犯罪被害者遺族などの人に話しを聞いて結論をだそうと展開していきます。

死刑は概念ではない。実存している。僕らが暮らすこの日常に地続きとなって。しぶとく重いままに、制度として存在している。拘置所という名の収容所に彼ら確定死刑因は暮らしている。彼らが吸う空気は、僕らが排出した空気でもある。彼らが排出する空気は、僕らが吸う空気でもある。

覗かれているのは僕だけじゃない。少なくとも死刑を合法の制度として残すこの日本に暮らす多くの人は、視界の端にこの死刑を認めながら、(存置か廃止かはともかくとして)目を逸らし続けている。

ならば僕は直視を試みる。できることなら触れてみる。さらに揺り動かす。余計なお世話と思われるかもしれないけれど。でも実際に人が死ぬ。誰かが誰かを殺す。誰かが誰かに殺される。そんな事態に対して不感症でありたくない。

だからできるかぎりは直視して、そのうえで考えたい。死刑は不要なのか。あるいは必要なのか。人が人を殺すことの意味は何なのか。罪と罰、そして償いとは何なのか。

死刑制度についての論理的な意見は存置、廃止それぞれにあります。片方が正しく、もう片方が間違っているといった問題ではありません。ですから論議しても解決しない訳ですが、まったく論議しないというのも進展がないのでいけません。

死刑制度は本当に難しい問題で著者自身は最後には結論を出しています。しかし、読んでいても最初から結論は著者の頭の中にあるようでした。余程納得できる理由がない限り考えは変わらない様子みたいで、いろいろと取材しているのですが途中でじれったくなってきます。

本の最後に本村洋さんの死刑についての思いが引用してあります。本村洋さんと元少年との年の差はわずか5歳です。犯行当時は少年でも現在は27歳です。

死刑問題の本質は、「何故、死刑の存置は許されるのか」ではなく、「何故、死刑を廃止できないのか」にあるのだと思います。換言するならば、「何故、権力は死刑という暴力に頼るのか」、「なぜ、国民は死刑を支持せざるえないのか」です。

「犯罪被害者が声高に死刑を求めている」からではなく、「社会全体が漠然と不安である」から、死刑は廃止できないのだと思います。

誰の命も絶つことは許されません、もちろん犯罪者の命も同じです。しかし、それ以上に何の罪もない人や幼い子供の尊い命を絶つことはもっと許されることではないと思います。また残された犯罪被害者の人たちを考えるとその犯罪に死刑判決がでることにも納得できます。たとえ論理的に矛盾していても結論は死刑制度存置派になってしまいます。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

371冊目 少女たちの性はなぜ空虚になったか

少女たちの性はなぜ空虚になったか (生活人新書 241)

著者:高崎 真規子

少女たちの性はなぜ空虚になったか (生活人新書 241)

戦後から現代までの少女たちの性にスポットを当て、どのように性に対する意識が変化してきたのかを雑誌、テレビ、風俗などから分析してあります。ここまで性が世の中に蔓延し始めたのはどうやらテレクラがきっかけのようです。テレクラの登場によって男女の出会う機会が増えたからだと思います。

ここ一○年、不妊の大きな原因ともなる性感染症が一○代の女の子に急激に蔓延、中絶率も上昇したまま小康状態を保っている。たいしてしたくもないのに、なだれこむようにセックスを経験し、心もからだも蝕まれていくとしたら、あまりにも理不尽な気がした。

ケータイ、インターネット、テレビ、雑誌など情報が溢れ便利になる一方で逆にコミュニケーション能力が低下し人間関係の構築が難しい世の中になっているのかもしれません。

今の少女たちの性に対する考えは時代の変化とともに変わってきたものであり、決して大人たちと無関係ではなく、むしろ大人たちの問題だから考えてみるべきだそうです。

望まれない妊娠によって産まれてくる子どもがいます。育てられるのならいいのですが、それができずに殺してしまった事件もありました。人の命が関わってくるので深刻な社会問題だと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

361冊目 鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

著者:大井 良

鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

現役私鉄鉄道員が実名を隠して普段の業務や実務経験での驚いた話などが書いてあります。毎日たくさんの人が利用する駅だからこそいろいろな事が起こっているみたいです。

鉄道員をしているというと、さまざまな質問をされることがある。

「人身事故の処理は誰がやっているのか?」
「電車を停めると、1億円請求されるって本当なのか?」
「コインロッカーの忘れ物にはどんなものがあるのか?」
「駅で放送している声ってなんで変なのか?」


鉄道の世界というものは、周りから見ると不思議でつかみどころのないものに映るようだ。

私は某大手私鉄の駅員をしている。働きはじめて10数年間を駅員として過ごしてきた。


安全と考えられていた鉄道にも事故が増えてきました。合理化や規制緩和によっていろいろと弊害も出ているようです。

人身事故の対処、痴漢の現場、夜勤の内容、鉄道員の給料などみんながソボクに思う鉄道員の現状が書かれているので興味があれば読んでみると面白いと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

329冊目 飲酒と健康

飲酒と健康―いま、何を、どう伝えるか

著者:鈴木 健二

アルコール依存症、若者とアルコールの関係や影響などについて解説してあります。アルコールは薬物であり何も考えずに飲みつづけていると中毒となる可能性があるそうです。春は花見や歓迎会の季節、急性アルコール中毒にならないよう気をつけてください。

アルコールは、飲酒者自身の身体へさまざまな悪影響を及ぼすだけでなく、生まれてくる次の命への影響(胎児性アルコール症候群)や大切な家族への虐待(ドメスティックバイオレンス)、飲酒運転による事故など、周囲の人間や社会に重大な被害を及ぼす可能性のある“薬物”です。

アルコールには脳の働きを抑制する作用があるそうです。リラックスしたり、ハイテンションになるのですから「亢進」作用があるように思えるのですが、実際には理性などをコントロールする前頭葉の働きが麻痺し、機能が低下してタガがはずれた行動になるようです。

「酒が強くなる」とはどういうことかというと、同じ酔いを得るために必要なアルコールの量が増えていく、具体的には倍かそれ以上になるということです。専門的には「耐性上昇」と呼ばれています。これは、中枢神経のアルコールに対する感受性の低下、すなわち脳がアルコールの作用に対して鈍くなることによって起こる現象であり、アルコール代謝酵素の働きが高まって、アルコールの分解が速くなっているというわけでは決してありません。

覚せい剤でも、最初はほんの少量でハイテンションになったのが、使い続けているとその何十倍も使わなければ効果が出ないということになってしまい、しまいには「薬漬け」という現象が起こるのです。アルコールの場合も同様で、飲める体質の人でも最初はコップ一杯のビールで酔うのですが、耐性が上昇すると、ウイスキーボトル一本を平気で飲めるようにもなります。


また耐性の上昇には、酔ったときの快感にとらわれているといった精神的な問題もあるようです。アルコールの飲酒の量をコントロールできれば全く問題ないと思います。しかしより酔いを求めて「酩酊」や「泥酔」までいかないと快感が得られないレベルまでいくとかなりの危険信号のようです。

アルコール依存症の親が家族や子供たちに与える影響、妊娠中も飲酒を続ける母親から生まれた子供への影響、中高生の飲酒の乱用など深刻な問題も書かれています。

アルコールは脳の働きを麻痺させてしまいます。飲酒している本人はいいのですが、周りに与える影響も小さくありません。くれぐれも適度ある飲酒を心がけてアルコール依存症にならないよう気をつけないといけません。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

310冊目 スワンの馬鹿!

スワンの馬鹿!こづかい3万円の恋に学ぶサラリーマンの経済学

著者:三上 真治

スワンの馬鹿!こづかい3万円の恋に学ぶサラリーマンの経済学

減りつづけるサラリーマンのおこづかい。平均すると既婚の30代男性で3万円、独身だと9万〜13万円という調査結果もあるようです。「独身貴族」おそるべし。

驚くのは同じ調査結果で30代社会人既婚女性のおこづかい平均は約6万円。いろいろと女性はお金がかかるようです。

2007年損保ジャパンDIY生命が実施した「夏のボーナスと家計の実態調査」では、恐ろしい事実が判明しました。サラリーマン世帯の主婦の約4割が夫に内緒の資産、つまりヘソクリを持っており、その資産額の平均はなんと、約270万円。「1000万以上」と答えた人も1割いるというのです。

1000万円以上もヘソクリできるほど裕福な家庭ならヘソクリをしていても夫は何も言わないような気もします。

おこづかい3万円を有効に使うテクニックと、上手なこづかい賃上げ交渉の仕方も紹介してあります。

少ない給料で何とかやりくりしなければいけない主婦も大変です。夫も家計を主婦だけに任せるのではなく、二人でよく話し合いながら支出を考える必要がありそうです。

ただ支出に対する考え方があまりにも違う場合は喧嘩になる場合もあるかも。普段からのコミュニケーションが大切になってきますので要注意。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

293冊目 カミングアウト・レターズ

カミングアウト・レターズ

著者:砂川秀樹

カミングアウト・レターズ

同姓が好きなことをカミングアウトする手紙が本になっています。親子間であったり、先生と生徒の間で手紙のやりとりをしています。

自分が同姓を好きであることに気づいた子どもたちが抱える孤独感は、「異性愛が当たりまえ」な家庭のなかで、自分のその思いが家族と分かちあえないものだと感じることから始まります。「これは話してはいけないこと」「わかってもらえるわけがない」と思い、自分のありように、ひとり悩むのです。

今まで周辺に同姓を好きな人がいなかったので、意識したことなど一度もありませんでした。それだけにいろいろと勘違いをしていることもたくさんあったようです。例えば、異性のことが好きな人は、ノーマルではなくヘテロセクシャルと言うそうです。ノーマルと答えると差別にあたり傷付けていることになるのかもしれません。

またゲイやレズビアンと性同一性障害はまったく違うことのようです。

ゲイ/レズビアンとは、自分とおなじ性別の人を性的対象とする人のことで、性同一性障害とは、もともとの体の性別と自分の性の認識(性自認)が一致しない状態を指す。

それ以外にもゲイやレズビアンのカップルは「男役」、「女役」にはっきりと分かれていると勘違いされているけれども、必ずしもそういうわけではないそうです。

ただ自分が気づかないだけで、周りにゲイやレズビアンの人たちはいたのかもしれません。カミングアウトするということはまだまだ社会で受け入れられるような環境ではないみたいです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

269冊目 暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々

暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々

著者:武田 邦彦,池田 清彦,渡辺 正,薬師院 仁志,山形 浩生,伊藤 公紀,岩瀬 正則

暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々

地球温暖化は問題なのか問題ないのか分からなくなってきました。データというものは見る人、取り上げる人のいいように数値を変えることができます。自分で判断する能力がなければ、結論は分からなくなります。

渡辺正

その地球温暖化にしても、日本では二酸化炭素の増大による温暖化は自明の事実だとほとんどの人が受け止め、一種の集団ヒステリー状態になっているけれども、本当にそうかというのは、実は疑問があるんです。

少なくとも、欧米には、
二酸化炭素による温暖化論を主張し、このままでは危険だという立場に対して、温暖化そのものが実際に起こっているのか疑問であるという論と、温暖化は事実かもしれないけど、二酸化炭素ではなく太陽の黒点や他の要因によるとする論とがある。また、温暖化が生じても地球全体から見ればプラスの面が多いという立場もありうる。


ダイオキシンも気にするほどでもないとか、家電リサイクルも意味がないとか、太陽電池やハイブリッドカーなども作るのに大量のエネルギーを消費するので地球環境に悪いなどいろいろと書いてあります。

鉄鉱石がいきなり65%もの値上がりをするそうですが、その原因は中国鉄鋼業の技術力の低さと、低性能の小型高炉、また急成長を支えるためにエネルギー効率が悪いまま鉄鋼生産量を急激に増やしながら資源を世界で買いあさっていることにも要因がありそうです。

最大の問題は、低性能の小型高炉が多数中国で稼動すると鉄鉱石、石炭などが大量に無駄使いされるという点にある。

資源小国ニッポンにすれば、資源の価格高騰が経済に与える影響ははかりしれないものがあります。国家レベルで何らかの対処をし、世界レベルで話し合い、そして解決策を探す努力が必要なのではないでしょうか。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

257冊目 まっすぐに。

まっすぐに。

著者:青木 あざみ

まっすぐに。

3男4女1父1娘(現在は2娘)の青木家の本。先に2作目の「いつも。」を読んでしまったので1作目も読んでみました。

著者の児童養護施設での話から、両親や兄弟と一緒に暮らすようになり、そこでの母親からの虐待の話、母親の失踪、両親の離婚、長女の妊娠、出産などびっくりするぐらいいろいろなことがあります。

大変というか何というか、ただがんばってくださいとしかいいようがないです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

235冊目 騙されるニッポン

騙されるニッポン (青春新書INTELLIGENCE 179) (青春新書INTELLIGENCE 179)

著者:ベンジャミン・フルフォード

騙されるニッポン (青春新書INTELLIGENCE 179) (青春新書INTELLIGENCE 179)

著者は元アメリカ経済誌「フォーブス」の太平洋支局長で、現在はフリージャーナリストです。

世の中は全ての情報がそのまま報道されている訳ではなくスポンサーの都合などで情報が少し加工されることがあるそうです。

アメリカの主要メディア

・ タイム・ワーナー
・ ウォルト・ディズニー・カンパニー
・ バイアコム
・ ニューズ・コーポレーション
・ NBCユニヴァーサル(ゼネラル・エレクトリック)


アメリカの主要メディアは、この5つのメディア・コングロマリットによって牛耳られている。

先程、アメリカ人は一日にテレビを平均4時間28分視聴していると書いたが、これに映画やネットサーフィンなどの時間を加えると、10時間半もの時間を費やすという統計データもある。それらの情報の発信元、回線の所有者がごく少数の人間によって支配されているのだ。

当然支配者層に都合のいい情報の加工・編集は容易になる。


情報は必ずしも正しい情報ばかりではなく製作者の都合によって編集、加工されることもあるので受け手が背景を想像する必要があるそうです。一日のなかでテレビや携帯に接する時間が増えている現在、この二つの通信ツールが私達に与える影響力は絶大です。ある事柄で報道のコメンテイターなどと違った意見などを言うとまわりから必ず非難されてしまいます。

メディアで報道されている内容とまったく違った視点から解説してある事柄もあるので読んでみると面白いと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

205冊目 年収崩壊

年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書 10)

著者:森永 卓郎

年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書 10)

本当に年収が減りつづけています。増税やインフレなども重くのしかかってきます。そしてまたさらに増税や控除の削減などが今現在審議されています。年金は積み立てではありません。自分でなんとかしなければ政府はどんどん社会保障を削ってきます。これからは「自己責任」の世の中のような気がします。

プライベートバンキングを拡充する銀行の現状について、

2006年度決算で、全国の銀行が預金者から預かった資金を運用して得た利回りは1.51%となっています。ここから預金金利や人件費やコンピュター経費などの運営経費1.18%を差し引くと、残りは0.33%しかありません。これだけ利ざやが小さいと、庶民の細かい預金に人手をかけていたのでは、銀行は赤字になってしまいます。それで、資産額が1億円に満たない普通の預金者を、銀行員が相手にすることがなくなったのです。

「普通の人は、ATMに並びなさい。機械が相手をしますよ」というのが銀行の本音なのです。もちろん、高い手数料を取ることのできる外貨預金や投資信託は、庶民を相手にしても銀行は十分に儲かります。だから、銀行は外貨預金や投資信託をすすめてくるのです。

大企業は株式市場で直接資金を調達しますし、中小企業はまだ回復していません。銀行も運用先がなかなかないのでこのような利回りになるのでしょうが、民営化したゆうちょ銀行は大丈夫でしょうか。

他にも年金、格差社会、資産運用などについても書かれていますので参考になります。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

197冊目 いつも。

いつも。

著者:青木 あざみ

いつも。

テレビ番組で放送されて有名らしい青木家ですが、見たことがないので知りませんでした。3男4女に加え著者が産んだ二人の娘も加わっているそうです。内容は長女の著者が思ったことや生活を書いているのですが、最後には父親のあとがきもあります。

「まっすぐに。」を出してから、一年半。
あれから、あざみの周りにはいろんなことが起こったんだ。


たくさんいいことがあって、イヤなこともあって、みんなで笑ったことも、ひとりで泣いたことも・・・。

本当にいろいろあった。例えば、この本を書き始めた去年の9月から、今年の8月じゃ、天と地ほどの差があることもある。

この本はそんなあざみの一年半を、その時々の気持ちのままつづった本だよ。


たった一年半ですが、人それぞれ時間の経過が全く違います。一番大変なのは3男4女のお父さんだと思いますが、がんばって欲しいと思います。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

171冊目 ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」

ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」 (幻冬舎新書 (か-4-2))

著者:川崎 昌平

ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」 (幻冬舎新書 (か-4-2))

著者は東京芸術大学大学院を修了後ニート生活を数年していたようですが、ある日ふとネットカフェ難民になることを思い立ちます。厳格に言えば帰る実家もすぐ近くにあり、必然的にならざるえなかったネットカフェ難民とは違うのですが、31日間程東京都内と千葉県内のネットカフェで生活しそこで感じたことや経験したことが書いてあります。

著者の気まぐれからの体験レポートなので切迫した緊張感などはありませんが、著者独特の文章表現は面白く引き込まれてしまいます。

*食べ物

ネットカフェにおける食糧事情は、みすぼらしいの一言につきる。生きる糧としての食事を考えたとき、これは完全に私見だが、一日二回五〇〇円以下の食事を摂るよりも、一日一〇〇〇円程度でそれなりに美味しいものをたっぷり食べた方がいいと思う。おそらく栄養学的には安くても一日三食が理想なのかもしれないが、僕個人の感情としては、自分のやりかたを貫きたいと思っている。貧乏の底に生きる人間にとって重要なのは、安い満足の持続ではなく、一瞬の充足度を高めることだと信じている。

瓶ビール一本を飲んでネットカフェで酔う著者、

まどろみつつ、こんな生活半年も持たんぞと冷静に突っ込む僕と会う。知るか、と突っぱねてみせる僕。意地の張り合いだが、*僕同士の争いは僕が勝つようにできている。僕は断念し、僕は凱歌をあげ、寝た。

*僕同士の争い

滅多に他人と会話しないのがネットカフェ難民。そんな状況を身体が、精神が、哀れむのだろうか、勝手にもう一人の自分を形成し、語り合わせようとするのである。声にこそ出さないものの、脳内でもう一人の自分と延々会話する経験は、長くネットカフェ難民をやっていると一度ならずある出来事。罵りあうこともあるし、喧嘩もするが、そこはさすが自分同士、最後は必ず妥協という名の握手で事無きを得る。


そういえば目標もなく時間ばかり持て余していた頃、頭の中でもう一人の自分がささやいてきた経験があることを思い出しました。このもう一人の自分が現れると余計なことばかり考えて精神衛生上あまりよくない気がします。

ネットカフェを拠点に生活するというのは、精神的にも体力的にもかなりきつそうです。ネットカフェでは一日約二〇〇〇円、一ヶ月約六万円ほど費用がかかるそうですがそれだけのお金があれば安いアパートを借りることができます。しかし問題は日雇いのアルバイトしかないのでまとまったお金が手に入らないのとアルバイトも毎日あるかどうか分からないということです。

定職に就くことこそがネットカフェ難民から脱出する一つの方法だと思いますが、定職に就くためには定住する場所をまず求められるという現実があります。ニワトリが先か卵が先かの理論です。

今年は「崩壊」という言葉を使ったタイトルの本が多かったのですが、「難民」という言葉を使ったタイトルの本も増えてきました。あまり希望の持てる世の中ではありません。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

112冊目 下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか

下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか (光文社新書)

著者:三浦 展

下流社会 第2章  なぜ男は女に“負けた

アンケート調査によって上流か下流かを中心に様々な項目を検証しています。面白いのは下流と感じている人と上流と感じている人が増加しており、中流と感じている人が減って二極化してきていることです。まさに格差社会。

しかし格差社会について、

格差社会を批判する学者、政党、労働組合、メディア関係者らは、非正社員がみな正社員になりたがっているのになれないと思っていると考えがちだ。そしてそう思ってくれたほうが現政権を批判しやすい。ところが、非正社員は必ずしも正社員になりたいとは思っていないのだ。

なぜなら現状の残業、転勤、ストレスなど束縛が多い正社員には魅力を感じないからだそうです。

女性のライフスタイルも多様化しているようです。男女とも経済的な裕福よりも自分らしさを大切にする人が増えてきているようで、そのことが結婚の時期が遅れている原因の一つでもあるようです。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

80冊目 2010年の衝撃

2010年の衝撃

著者:浅井 隆

2010年の衝撃

びっくりする程たくさんのリスクをあげて、日本と世界の未来を予測してあります。もちろん明るい未来ではありません。全く根拠がないリスクというわけではないので説得力はあります。

1. 巨大地震
2. インフレ
3. 国家破産
4. 世界大恐慌
5. 大規模な気候変動
6. 食糧危機と大規模紛争


大きく分けると六つのようですが、「国家破産」だけでもたくさんのリスクが書いてあります。少子化、国債の暴落、国の借金、病気、ハイパーインフレ、ニュープア、年金など無数にあります。

解決策が海外にドル、ユーロなどに通貨分散し、老後の為に一億円貯めることだそうです。65冊目の資産運用の仕方と一緒です。

しかし、お金持ちの人達がみんな通貨分散して円を海外に送金をしたり、移住してしまいますと日本国内で流通するお金が減って経済が停滞する可能性があるような気がします。韓国経済もウォンが海外に流出して問題になっているようですし。

現在、日本にどんな問題点があるのかを知るのに参考になると思いますが、著者自身が書いた本、会社の宣伝などが多いのが残念です。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

70冊目 東京・首都圏未来地図 ’08最新版

東京・首都圏未来地図 ’08最新版―最新プロジェクトでみる未来の姿 (SEIBIDO MOOK)

東京・首都圏未来地図 ’08最新版―最新プロジェクトでみる未来の姿 (SEIBIDO MOOK)

驚くほどたくさんの都市開発プロジェクトが進行中なんですね。

新聞などで個別の計画などは分かりますが、この本はまとめて全部紹介してあるので全体像が把握できて便利です。

地下鉄、マンション、商業ビル、道路、などまだまだ建設中でいったいどこまで東京は発展していくのかでしょうか。写真や想像図などをたくさん使って分かりやすく紹介してあります。

東京にすべてが一極集中しすぎのような気がしますが。

↓ よろしかったらクリックお願いします。

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

50冊目 父子消費

やっときました50冊目。

父子消費

著者:山岡 拓

父子消費

時代は1990年代初頭の「母娘消費」から「父子消費」にシフトしたそうです。30代~40代の父親が仕事よりも家庭回帰し、子供の趣味や遊びをリードしているそうです。

果たして今後、言葉や文字、学習にかかわる機能は母親が担い、パパたちはアートや音楽の能力養成などに特化していくのだろうか。勉強はママ、道楽はパパ、という時代が来つつあるようだ。

後半部分ではかなりのデータから団塊ジュニアの結婚、消費、おたく、就職などを分析してあります。企業もこれからはこの団塊ジュニア世代も無視できないそうです。

確かにこれだけ終身雇用が崩壊し仕事に意欲をみいだせなくなれば、意識は家族に向く可能性が大きくなるかもしれません。

ブログランキング

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

33冊目 リアル・リッチの世界

お金持ち。

感想:
前半部分はあまり興味がわかなかったんですが、後半部分には面白い記事がいっぱいあります。

例えばブラックカード、プラチナカード利用者の中から選ばれた人のみ持てる最上級カードです。いろいろなサービスがあるそうです。

他にもモナコの話、プライベートジェット、資産運用、節税、相続、お金持ちは離婚が大変などいろいろと面白いです。

それにしても稼ぎ方がすさまじい人がいるんですね。総資産何百億って。どっかの国の国家予算ぐらいになるんじゃないんですか。

リアル・リッチの世界〔セオリー〕vol.9 (講談社MOOK セオリー vol. 9)

リアル・リッチの世界〔セオリー〕vol.9 (講談社MOOK セオリー vol. 9)

ブログランキング

にほんブログ村 本ブログへ

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

20冊目 不登校・ひきこもりの心がわかる本

社会問題ですね。

不登校・ひきこもりの心がわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

感想:
不登校とひきこもりでは心理状態が違うそうです。ひきこもりの方が長期化するみたいです。ただどっちも原因をひとつに特定することはできないそうなので対応も難しいですね。しかも病気との関連もあるので問題は複雑化してきます。
不登校やひきこもりを説得しようとしたらダメだそうです、理解しようとしなければいけないみたいです。こうなると家族だけでの解決は難しい気がしてきます。

レンタルお姉さん、お兄さんってご存知ですか?第三者のお姉さんやお兄さんがひきこもりをしている若者の相談にのってくれるみたいです。NPO法人ニュースタートがひきこもりの若者の再出発を応援するために活動されています。

www.new-start-jp.org/

まずは専門家に相談してみるのも一つの方法ですね。

不登校・ひきこもりの心がわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

不登校・ひきこもりの心がわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

ブログランキング

にほんブログ村 本ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)